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第46回衆議院議員総選挙(2013年?)
5146
:
チバQ
:2012/11/18(日) 00:47:57
◇自・公、政権奪還へ高揚
自民、公明両党は「3年間待った」(自民党の安倍晋三総裁)衆院解散が実現し、政権奪還へ意気込んでいる。自民党は民主党政権の失態を衆院選で攻撃する方針。しかし、国政の停滞による既成政党不信も強まっており、自民党の改革姿勢が問われる選挙になる。
安倍氏は16日、解散を受けた衆院本会議場での「万歳三唱」の際、大きく両手を振り上げた。その後の記者会見では民主党政権について「美しい政策は誰でも掲げられるが、政治への信頼を失わせた。間違った政治主導での混乱に終止符を打ちたい」と批判した。
安倍氏は16日の会見で、衆院選に向け、経済再生▽日米同盟など外交の立て直し▽震災復興−−などを訴えると表明。集団的自衛権の行使はできないとする政府の憲法解釈の変更や教育再生など、保守色の強い政策も打ち出している。
民主党政権が失速するなか、自民党の不安材料は高まる既成政党不信にある。同党は防災のために10年間で総額200兆円を公共事業などに集中投資する「国土強靱(きょうじん)化」構想を提唱。党内にも「古い発想」との批判がくすぶり、安倍氏は会見で「無駄遣いを排し、国民の命を守る点でかつての公共投資とは大きく変わる」と釈明した。
公明党の山口那津男代表は16日、民主党政権について、記者団に対し「さまざまな試みが失敗に終わり、マニフェストも総崩れ状態だ」と批判。一方、日本維新の会など「第三極」に関しては「国民の声が既成政党に届ききらないという思いがある」と不安ものぞかせた。【鈴木美穂】
◇第三極、仁義なき戦いに
第三極結集を巡る動きは衆院解散の当日も激しさを増した。太陽の党は日本維新の会とみんなの党が合意した共通政策を丸のみして解党。13日の結党から1週間もたたずに消滅が決まった。一方で15日に「合流を目指す」とした太陽と減税日本の合意は1日で「白紙」に。選挙戦を目前に思惑と損得計算が交錯する駆け込み合流には第三極内部からも不協和音が出ている。
太陽の石原慎太郎共同代表は16日、国会近くのホテルであった維新の橋下徹代表との会談で、日ごろは批判的な「脱原発」などを盛り込んだ橋下氏の政策提言を即座に了承した。
太陽の園田博之前衆院議員は「議論してみたらそんなに違っていなかった」と説明。太陽幹部は「『大連合』を目指す石原さんの熱意に押し切られた」と明かす。太陽は知名度のある石原氏が頼り。石原氏が「合流する」と言えば従うしかなかった。
太陽の解党で今後の第三極は維新とみんなの連携を軸に動く。しかし、みんな側からは維新と太陽の合流を懸念する声が噴出。政策の隔たりを棚上げした合流が「野合」との批判を受け第三極全体のイメージに影響することを恐れているためだ。
みんな幹部は「太陽が入ることで維新の新鮮なイメージが消えてしまう。合流は消極的にならざるをえない」と語る。みんなの渡辺喜美代表は記者会見で、維新との協議継続を表明しつつ、「みんなの党自身は変わらない」と合流には慎重な考えを示した。
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