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第46回衆議院議員総選挙(2013年?)

4616チバQ:2012/11/09(金) 23:07:48
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=48311&catid=480&blogid=16
政権交代 宮崎の3年
(4)政治主導

(2012年9月4日付)
■官僚を遠ざけ空回り

 政権を奪取した民主党の鳩山由紀夫首相(当時)は、政権構想に脱官僚、政治主導を掲げた。「官僚任せではなく、国民の皆さんの目線で考えていきたい」と。しかし、政治家が前面に出る手法は、時に空回りすることになる。

 本県に深刻な被害をもたらした2010年の口蹄疫。政府の対応に対する本県関係者の評価は分かれる。口蹄疫対策に携わってきた県畜産・口蹄疫復興対策局の永山英也局長は、山田正彦農水副大臣(当時)が5月17日に現地対策本部長に就任し、自衛隊の増派や消毒ポイントの拡充、ワクチン接種に踏み切っていった様子に「政治主導を見た気がする」と認める。

 一方で、初動防疫の不備を指摘する声は根強い。農林水産省対策本部の最高責任者だった赤松広隆農相(当時)が本県を訪れたのは、発生から20日が経過した5月10日だった。既に発生農場は50カ所を超え、感染疑いの家畜は6万頭余。政治主導を掲げる中でのトップ不在は農家や自治体の不信を招き、国会でも厳しい追及にさらされた。JA宮崎中央会の羽田正治会長(当時)は「トップが口蹄疫を直視しなかった結果、初動が遅れた」と終息から2年がたった今も悔しさをにじませる。

◇   ◆   ◇

 批判は口蹄疫への対応にとどまらない。税金の無駄遣いを根絶するために始めた事業仕分けは、思うような財源を捻出できなかった上、突然の事業廃止で関係者を困惑させた。

 農水省の農道整備事業を廃止するとの09年の仕分け結果は、本県でも波紋を広げた。清武川に架かる橋の完成が間近だった宮崎市清武町船引では、地元農家が民主党県連に事業継続を要望、県議会も継続を求める意見書を首相らに提出する事態を招いた。

 結局、一括交付金によって財源を確保できることになり、農道整備は継続されることに。当時を知る県の関係者は「政治家が補助事業の廃止を決めた後、官僚が慌てて交付金を決めた感じがする」と一連の騒動を振り返る。船引土地改良区の長友寛昭理事長は「無駄を省くことは評価しているが、現場を詳しく知らずに一方的に決めていた」と述べる。

◇   ◆   ◇

 こうした声に対し、元林野庁長官で民主党県連の川村秀三郎代表は「最初は政治主導を誤解し、使うべき官僚を遠ざけてしまった」と失敗を認めた上で、「事業仕分けで最初の2年間に3兆7千億円削減した。政治主導は軌道に乗り、官僚依存の自民党政権時代から大きく進んだ」とアピールする。

 宮崎公立大の有馬晋作教授(行政学)は「ようやく官僚を使えるようになってきたが、一方では天下り規制を緩めるなど、国民には官僚回帰にも映る」と中央集権型の日本で国政のすべてを政治家が掌握することの難しさを指摘。さらに、領土問題に直面している現在を引き合いに出して「官僚に任せるべき問題まで政治家がやろうとした結果、本来政治家が力を発揮するべき問題が手薄になってしまった」と分析している。


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