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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2

4千葉9区:2009/04/25(土) 13:21:44
新スレですか!おめでとうございます
http://mainichi.jp/select/seiji/iwami/news/20090425ddm002070049000c.html
近聞遠見:世襲問題「麻生家の場合」=岩見隆夫
 にわかに世襲論議だが、いまに始まったことではない。7年前ごろ、やはり解散含みの政情のなかで、自民、民主両党から世襲批判が起こり、当時、民主党代表の鳩山由紀夫は、

 「私も4世だが、2世、3世ばかりが国会にいるのはおかしい。若い人の当選を阻んでいる。出馬制限を加えるべきではないか」

 とあちこちでぶっていた。有望新人発掘論で党の魅力を高めようとしたのだ。

 当時もいまも、4世議員は初代の当選が古い順から、小坂憲次(長野1区)、鳩山由紀夫(北海道9区)、鳩山邦夫(福岡6区)、古屋圭司(岐阜5区)、林芳正(参院・山口)の5人である。

 3世議員は衆参で小泉純一郎元首相ら15人いるが、次期衆院選のあとは小泉家から6人目の4世が出るのかもしれない。

 全体の世襲率も30年来、3割前後で、この流れは簡単に変わりそうにない。福田博元最高裁判事(元外務審議官)は先月出版した「世襲政治家がなぜ生まれるのか?」(日経BP社)のなかで、

 <世界の民主主義国で例を見ない世襲政治家の多さは、すべて「1票の格差」を放置してきた最高裁の「不作為」から生まれている>

 と司法を批判した。ゆがんだ選挙制度のもとで、有力議員の区割りが変わることはなく、世襲化を容易にしているという論法だ。

 それも重要な指摘だが、世襲の裏側は複雑で、<土地と血と利害>がからむ日本的な政治土壌に根ざしてきた。政治と政治家の質を上げるため、見直しを図るのは遅きに失している。

 ただ、世襲の内情は一様でなく、地盤・看板・カバンの3バン継承といわれるが、そうでないケースもある。たとえば麻生太郎首相は3世議員で、血のつながりはその通りだが、1世の祖父・吉田茂元首相と2世の父・麻生太賀吉元衆院議員の関係は世襲とほど遠い。

 太賀吉は<石炭王>といわれた麻生太吉の孫で、豊かな資産があった。吉田に惚(ほ)れ込んで影のように寄り添い、1938(昭和13)年、三女の和子と結婚する。

 <父は祖父の吉田茂に政治資金を湯水のようにつぎ込んだ。母の和子が祖父に、

 「パパ、よくこれだけのお金に無頓着でいられるものね」

 と言っても、

 「麻生に任せてあるんだから、そんなこと知らんよ」

 とまったく意に介さなかったという。首相在職中に、

 「麻生家の財産は半分ぐらいになったんじゃないか」

 とよく母が言っていた>

 麻生は著書「祖父・吉田茂の流儀」(PHP研究所・00年刊)に、そう書いている。

 太賀吉は政治があまり好きでなかったという。49年から3期衆院議員をつとめたが、それも第2次吉田内閣が少数単独で徹夜国会が続くのをみかね、少しでも義父の助けになれたら、という動機からだった。

 選挙区も、吉田(高知)と違い福岡だから、地盤は世襲でなく、カバンは逆に支援者、看板だけは多少役立ったかもしれない。54年、吉田が退陣すると、太賀吉も政界を去っている。

 麻生家2代は世襲に違いないが、麻生の政界入りは79年、太賀吉との間に四半世紀の空白がある。いろいろだ。

 とはいえ、今回、自民、民主両党がマニフェスト(政権公約)に世襲制限を盛り込もうとしているのは、政治不信の根に世襲がある、という認識が深まったからだろう。勇断をもって、すっきりしてほしい。(敬称略)=毎週土曜日掲載


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