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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2

3294千葉9区:2009/08/09(日) 18:51:27
http://www.sakigake.jp/p/special/09/kokusei/kokusei_02.jsp
迫る衆院選 国政のはざまで[県内リポート]
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 「雑貨やたばこを扱う商店がなくなり、自動販売機も撤去された」「買い物には車で行く。何をするにも遠くに行かなければならなくなった」

 大野、高岨、中谷地、大野岱の4集落67世帯で構成する大館市旧田代町地域の大野地区。5世帯の大野岱集落に住む五十嵐博さん(68)、鶴子さん(65)夫妻は、集落の「今」について語り始めた。

 ◇    ◇


スクールバスに乗り込む児童たち=大館市の早口小のスクールバス乗り場
 大野地区全体では、65歳以上の高齢者が住民全体の43・8%を占める。集落の子どもたちが通った大野小は1996年3月に岩野目小に編入され、その岩野目小も2008年3月に閉校した。子どもたちは今、スクールバスで約20分ほどかけて早口小へ通う。

 五十嵐さん夫妻は、息子夫婦や孫ら4世代8人で暮らす。集落には五十嵐さんの孫、萌ちゃん(11)、せなちゃん(5)を含め小学生以下の子どもが4人。大野地区全体で、小学生は4人しかいない。

 少子高齢化は地域行事の姿を変えた。地域の運動会の種目は、ユニカールなどのニュースポーツや輪投げ。「参加者が減り、住民も高齢化しているから、全力で走るような種目はなくなった」と博さん。秋の祭りの「子どもみこし」も「担ぐ子どもがいなくなり、『大人みこし』になってしまった」と言う。

 博さんは、より便利な地域への引っ越しを考えることもある。「農業は通いでもできる。職場も旧大館市内にあり、事情が許せば集落を離れた方が便利。30代から40代の人は、大半が(便利な方へ)行きたいと思っているのではないか」

 「今は若くて車も運転できる。家もある。でも…」。博さんの息子、誠さん(36)が切り出した。「集落を離れることを全く考えないと言うとうそになる」と誠さん。同級生8人の中で集落に残っているのは、誠さんを含めて2人だけだ。

 博さんは「この地域だけではないよ。県内はどこも同じではないか」と指摘する。県によると、65歳以上の人口比率が50%を超える集落は県内に108カ所。さらに老人ホームなどがあるために高齢者の割合が高くなる集落を除く75集落を、県は自治活動が困難な「小規模高齢化集落」として、調査する予定だ。

 ◇    ◇

 「農山漁村(ふるさと)地域力発掘支援モデル事業」「農村コミュニティ再生・活性化支援事業」など、いわゆる「限界集落」を含めた地域の活性化を目指し、国はさまざまな事業を展開している。しかし、これらの事業の大半は公募制で、県内からの応募件数は多くはない。県は「何かしなければという危機感を持ちながらも、行動に結び付けられない状況があるのではないか」と推測する。

 大野地区は、「限界集落」ではない。しかし、「活性化しようとするには、地域が疲弊し過ぎている。集落に『これをやりたい』という声があればいいのだが…。そういう声自体がない」。博さんが地域の「疲労感」を代弁した。

 小規模高齢化集落
住民のうち65歳以上が50%を超え、農作業や冠婚葬祭などコミュニティー機能が維持できない、いわゆる「限界集落」という言葉を使うことを回避するために県が考案した名称。「限界」化を防ぎ、集落の自立と活性化に向けた取り組みなどを支援する。


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