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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2

1105千葉9区:2009/06/30(火) 23:44:43
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/syuin/kikaku3/02.html
大栄丸引き揚げ

 求められる言葉の重み

結果次第で「もろ刃の剣」に

平戸市沖に沈んだ第11大栄丸の引き揚げを求め署名を呼び掛ける行方不明者の友人ら。家族は与野党の政治家から相次ぐ引き揚げや船内捜索に関する発言の行方を注視している=5月17日、佐世保市島瀬町

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 「貴重な税金を使わせていただくことがあるかもしれないが、行方不明者12人の徹底した捜索を実現するため協力してほしい」

 平戸市生月町沖に沈んだ巻き網漁船第11大栄丸の行方不明者の同級生らが5月17日、佐世保市中心部のアーケードで実施した船体引き揚げを求める署名活動。平戸市を選挙区に持つ4区の自民現職、北村誠吾(62)も急きょ駆け付け、マイクを握った。

 北村は「行方不明者を家族の元に帰したい。船内捜索ができる可能性はある。地元国会議員として国に格別の施策を求める」と公的支援によって遺体を収容するべきとの考えを示す。

 これに対し民主党は船体引き揚げを求めていく姿勢を打ち出す。1区現職の高木義明(63)と3区に出馬予定の現職、山田正彦(67)は5月1日、県庁で会見。山田は「国や県、市が助成してでも船を引き揚げるべき。そう大きな金額でなければ船舶の航行の安全上も撤去、回収する必要がある」と述べた。高木や山田は民主党内に調査チーム発足を働き掛けている。

 総選挙を控え自民、民主の政治家から船体引き揚げや遺体収容に関する発言が相次ぐ。行方不明者の家族にはこうした政治家の姿勢に期待感も強い。

 ただ船体引き揚げをめぐっては政治家の言葉の“軽さ”が問題になった。原因となったのは近藤基彦農水副大臣。事故翌日の4月15日、家族に「必ず引き揚げる」と約束したが撤回。期待していた家族を落胆させた。

 過去、国に責任がない民間船の沈没事故で国が船体引き揚げなどを支援した例はないとされる。農水大臣の石破茂も6月3日、県や県議会の陳情に対し「できる限り協力したい。具体的に何ができるか今後検討する」と答えるのみで、引き揚げや船内捜索の支援に慎重な姿勢を崩していない。

 北村の行動には身内の自民党からも懐疑的な声が出ている。ある県議は「民主党のように言い放つだけなら簡単だが、われわれは与党としての責任がある」と近藤の二の舞いにならないか懸念する。引き揚げの根拠法令が整備されていない状況下で実現できなければ選挙向けパフォーマンスと批判されるだけでなく、政治力の欠如もさらけ出す恐れもあり、もろ刃の剣だ。

 「引き揚げを政争や駆け引きの材料にだけは使ってほしくない」。行方不明者家族の女性は政治家の言葉の重みを求めている。(敬称略)



2009年6月18日長崎新聞掲載


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