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【お茶の掛川】 お 茶 ス レ 【深蒸し茶】

205とはずがたり:2017/09/20(水) 23:02:25

 飽和状態とも思われるコーヒーチェーンの出店攻勢の中で、スタバとコメダの出店戦略を見てみよう。

 そもそもこの2社は基本となる戦略(儲け方)が異なる。

 戦略の違いが出店場所の違いにつながっているとも言える。ただし、類似点もある。

 価格軸(高価格or低価格)と商品の性質(こだわりorバラエティー)の軸で見た場合、コメダとスタバに類似点が見いだせる。中〜高価格帯でありながら、バラエティーに富んだ商品を提供している。

 言うならば、都市先鋭的なスタバに対し、郊外懐古的なコメダといったところだろうか。

コメダが切り開いたロードサイド

 クルマ社会でもある愛知県発祥のコメダは、喫茶店の概念を変えたと言っても過言ではないだろう。

 それまでの喫茶店は、基本的に都市部にあるもので、駐車場があることはまれだった。ところが、今では、コメダの成功に続くように、星乃、高倉町、ミヤマ珈琲店などが、広い駐車場を用意し、郊外のロードサイドに展開している。

 コメダは、多くの店舗が午前7時から午後11時まで営業している。店内に慌ただしさはなく、ゆっくりと時間が流れているように感じる。客の多くは、コメダを集合場所にしていることも多く、それぞれが自らの車で来店する。

 つまり、1テーブル4人とすると、4台の駐車場が必要な場合もあるのだ。朝は一人客を中心にモーニングを提供し、昼は周辺の主婦層や高齢の方がグループで利用する。比較的、経済的にも時間にもゆとりのある層が多い。ゆっくりと、しかし、着実に客が入れ替わっている。

「スタバがありそうな街」にあるスタバ

 一方、スタバは、賃料の高い都市部において、比較的、高回転で客が入れ替わることで収益を伸ばす。同時にテイクアウトによって、席の回転数以上の売り上げを獲得している。

 スタバの出店は、基本的に人口量を基準に戦略を考えていると思われる。東京23区で見た場合、セブン―イレブンをはじめとするコンビニエンスストアは、その地域に居住している人口量と出店数に密接な関係性がある。

 スタバも同様の戦略をとっていると考えられるが、昼間に流入する人口量に重きを置いている。つまり、通勤や買い物など、何かしらの目的を持って、あるエリアに流入する層をターゲットとしている。

 そして、もう一つ大事なことが、「スタバらしさ」だ。ブランディングの視点である。ブランディングを意識するスタバが、東京23区ではどこに多く出店しているか。

 スタバの店舗が最も多いのは千代田区。港区、渋谷区がこれに続く。これらの区には、どんな街があるかというと、千代田区であれば、東京駅を中心とした丸の内エリア、港区は六本木、赤坂、青山など。そして、渋谷区は、渋谷、原宿、表参道などがあり、いずれのエリアも洗練されたイメージがある。

 流行やファッションに敏感で、かつ、比較的、所得水準の高い人が集まるエリアといえる。つまり、“スタバがありそうな街”なのである。

「どこにでも出店する」わけにはいかない

 スタバでCEOを務めた岩田松雄氏は、「我々(スターバックスコーヒー)は、第5次産業です」と言っていた。1次、2次、3次に続き、第4次産業はIT産業、第5次産業とは、新たな価値を創造する企業、感動を創出する企業である、と。ザ・リッツ・カールトンホテルや、ディズニーランドを運営するオリエンタルランドは、この第5次産業の代表格といえる。


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