原題:Greece Calls on Creditors to Compromise as IMF Payment Nears (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:アテネ Marcus Bensasson mbensasson@bloomberg.net
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更新日時: 2015/05/25 06:54 JST
投資家は、経済がどの道に進んでいるのかを示す兆候や警告に常に注意を払わなければならない。では、具体的にどのような動向に注目すればよいのか? 全米ベストセラー『ドル消滅 国際通貨制度の崩壊は始まっている!』(原題:The Death of Money)の中で、投資銀行家でリスク管理の専門家でもある著者ジェームズ・リカーズは、ドルと国際通貨制度の崩壊を予見している。崩壊時の大混乱を乗り切れるのは、今のうちに準備しておく投資家だけだ。そのために注目すべき「7つのサイン」がある。
アジア株
欧州株の指標、ストックス欧州600指数は29日、2.7%安で終了。イタリア、スペイン、ポルトガルの債券利回りは急上昇した。アテネ証券取引所の取引は停止されている。アジア時間30日午前の段階で、アジア株は一部値を戻した。香港時間午前10時10分(日本時間同11時10分)現在、前日に3カ月ぶり安値を付けたMSCIアジア太平洋指数は0.2%高となっている。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1202ドル。
ドイツのショイブレ財務相はARDテレビとのインタビューで、「ギリシャ政府の振る舞いは信じ難いものだった」と指摘。「ギリシャが欧州を破壊することはできない」と語った。
メルケル独首相とオランド仏大統領もギリシャへの譲歩の姿勢は見せなかった。ユンケル欧州委員長は、国民投票でギリシャ国民が緊縮策に「ノー」を表明すれば、同国が欧州に背を向けたと世界は理解するだろうと話した。
原題:Tsipras Says EU Won’t Eject Greece as ECB Signals Way Out (1)(抜粋)