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非自民非民主系保守

7623チバQ:2015/11/01(日) 10:46:15
 ◆「しっかりして…」

 松野氏の苦境は、自身の過去の行動が招いたともいえる。

 松野氏の父、頼三氏は自民党総務会長などを歴任し、「政界の寝業師」の異名を取った。松野氏本人は細川護煕(もりひろ)元首相の秘書を務めた。その地盤を引き継ぎ平成12年、衆院熊本1区から民主党公認で出馬し、初当選した。永田町では、父親譲りの根回し上手といわれることもあった。

 松野氏はその後、鳩山由紀夫元首相の側近として官房副長官も務めた。

 だが、鳩山氏の米軍普天間飛行場移設をめぐる一貫性のない発言などで、民主党政権は失速した。すると松野氏は24年、民主党を見限り、「日本維新の会」結党に参加した。この行動に、民主党内の怒りは収まらず、除籍処分を受けた。

 今年5月、維新の党の代表に就任してからは、党内の「大阪系」「非大阪系」の亀裂が広がった。特に、大阪系の馬場伸幸衆院議員(大阪17区)らと、松野氏の前の代表、江田憲司氏(神奈川8区)の関係は悪化した。「江田を切れ」と迫る馬場氏に対し、松野氏は「自分の首をかけて、俺が切る」と繰り返した。だが、松野氏が江田氏と決別することはなかった。加えて、民主党との合流を打ち出したことで、「大阪系」の不信感は頂点に達した。維新の「大阪系」は、民主党の支持団体である労働組合、特に自治労とやり合ってきたからだ。

 結局、維新は分裂した。

 かつて維新に所属した九州・山口の議員の多くは、自身の選挙も視野に、「松野」ではなく「橋下」を選んだ。

 「本当にしっかりしてもらわないと困るんだけどね」。31日の国政報告会を聞いた松野氏の支援者の一人はこう嘆いた。

 ◆運命は決まっていた

 松野氏の今後は厳しい。生き残りをかける民主党との合流についても、かつての除籍処分の経緯があり、関係修復は容易ではない。

 連合の古賀伸明前会長は10月29日、福岡市で産経新聞の取材に「維新はまず、党内を早く整理すべきだ。それまでは話もできない」と冷ややかな姿勢を示した。

 松野氏は10月27日には都内の維新「残留組」のパーティーで「今の野党は弱い」と力量不足を認めた上で、「(安倍晋三政権の)次の政権が悪くなったときを考え、緊張感を持っていかなければならない」と、弱気の挨拶をした。周囲からは落胆の声も上がった。

 松野氏は自身の選挙も危うい。民主党除籍後、過去2回は自民党の木原稔衆院議員(熊本1区)に連続して敗れ、比例でかろうじて復活当選した。

 松野氏側近はぼやくばかりだ。

 「3年前、民主党を逃げ出したときに彼の運命は決まっていたんだ。民主党の支援なしでは自分の選挙も戦えない。みっともない」

                  ◇

 ■「日本維新の会」「維新の党」に所属した国会議員の動向

【衆院議員】

 園田博之(熊本4区)   →  自民党

 松野頼久(比例九州)   →  維新の党

 河野正美(比例九州)   →  おおさか維新の会

 下地幹郎(比例九州)   →  おおさか維新の会

【前職・元職など】

 山之内毅(衆院比例九州) →  おおさか維新の会

 外山斎(参院宮崎選挙区) →  おおさか維新の会

 中山成彬(衆院比例九州) →  次世代の党


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