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非自民非民主系保守

7409チバQ:2015/10/10(土) 13:20:05
初鹿氏はこれまで、維新の党とは相いれない政治信条を掲げてきた人物だ。「日本未来の党」から立候補した平成24年の衆院選で配布したビラで、当時の日本維新の会を「民主、自民と同じ新自由主義」「外交面ではタカ派」「第三極とはまやかし」と痛烈にこき下ろしている。ブログでは、橋下氏肝いりの「大阪都構想」を「全く行革に反し、地方分権を進める観点からも間違っている」と断じたこともある。

 そもそも、未来の党は、維新の党とは親和性が低い「TPP交渉参加反対」などの政策を訴えており、「比例復活狙いで、自身の政治信条とは異なる政党に入った」との批判は免れないだろう。平然と「結果オーライ」と言ってのける姿勢は、維新の党の支持者だけでなく、初鹿氏を支援してきた有権者に対しても非礼きわまりない。

 初鹿氏は今年6月の党代議士会で、同じく民主党出身の太田和美衆院議員とともに、馬場氏ら大阪系が主導する国会運営を公然と批判した。党関係者は「橋下氏や松井一郎大阪府知事は、党の看板に救われて当選していながら『維新スピリッツ』に唾する議員たちが許せなかったのだろう」と、その心中を読み解く。

 橋下氏らと決別する民主党出身者は、新たな「看板」として民主党などとの新党結成に期待を寄せるが、明るい材料は乏しい。民主党内には、松野氏らに対し「党が最も苦しい時期に、後ろ足で砂をかけるように逃げていった」(閣僚経験者)という忌避感もくすぶる。

 新党結成が不調に終わった場合、組織票も「風」も期待できない民主党出身者には、哀れな末路が待ち受けている。(政治部 松本学)


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