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非自民非民主系保守
2715
:
チバQ
:2012/02/02(木) 22:53:10
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120202/stt12020222080010-n1.htm
親心「伸晃首相」妨害せず? 橋下氏との連携度もカギ
2012.2.2 22:06 (1/2ページ)
東京都知事選で当選した石原慎太郎東京都知事の会場に表れた石原伸晃自民党幹事長=平成23年4月10日午後、東京・南青山(鈴木健児撮影)
東京都の石原慎太郎知事による新党構想が現実味を帯びる中、キーマンとなるのが長男の自民党の石原伸晃幹事長だ。伸晃氏は次期総裁選への出馬に意欲を示しており、慎太郎氏が新党を結成すれば、父親が息子の足を引っ張る結果を招きかねないからだ。同時に新党の行方を大きく左右するのが、大阪維新の会を率いる橋下徹大阪市長との連携の度合い。愛知県の大村秀章知事も合わせて東京、大阪、愛知の3都府県がガッチリ連携すれば、次期衆院選後の政界地図は一新する。(今堀守通)
民主、自民両党でささやかれる「恐怖のシナリオ」とは、慎太郎、橋下両氏が同盟を結び、完全に足並みをそろえることだ。
1月の産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査では、「日本のリーダーとして最もふさわしい人」のトップは橋下氏で21・4%、2位は慎太郎氏で9・6%。両氏を足せば3割を超すだけに、手を結べば旋風を巻き起こすことは間違いない。
そうなれば、首都圏と近畿圏選出の民主、自民両党の衆院議員は新党に雪崩を打ちかねない。新党の代表代行就任が内定するたちあがれ日本の平沼赳夫代表が新党発足時の規模について「70〜80人が目標」と語ったのは、この動きを見越しているからだ。
大村氏も、石原新党と維新の会の「接着剤」の役割を狙う。大村氏は先月31日、国会内で開かれた超党派議員の会合で「東京、愛知、大阪が三大都市連合を組んで中央集権の枠組みを壊したい」とぶち上げた。民主、自民両党などで動揺はジワジワと広がる。
それでも自民党の現職議員の多くが「模様眺め」を決め込む理由は2つある。
一つは伸晃氏の存在だ。
平成20年秋の自民党総裁選に出馬した伸晃氏は次期総裁選の有力候補の一人。もし伸晃氏が総裁となって衆院選を迎えれば、父親の慎太郎氏が息子の首相の座を脅かすことになる。伸晃氏が「新党は人の財布に手を突っ込んでお金を取るのと同じだ」「親子で戦うことになる真田幸村の心境だ」と父親の動きを牽制(けんせい)するのはその証左だろう。
寝業師として知られる森喜朗元首相が、慎太郎氏の都知事選4選を後押ししたり、伸晃氏を裏で必死に支え続けるのも「伸晃氏を寵愛(ちょうあい)する慎太郎氏は『伸晃首相』を妨害するのは良しとしないはずだ」との計算があるからだとされる。
もう一つは、橋下氏の本音がなお見えないことにある。橋下氏は次期衆院選への「300人擁立」構想をぶち上げたが、自らの出馬は明言を避け、石原新党との連携にも言葉を濁す。
橋下氏には、大阪都構想という公約を実現させるという大命題がある。大阪府・市両議会では公明党の「与党化」を着々と進めており、実現に伴う法改正には、自民、民主両党の協力も欠かせない。早計に政界再編に動けば、大阪都構想の実現が遠のくというジレンマを抱えているのだ。
しかも維新の会は、国民新党の亀井静香代表らとの連携に強い難色を示す。慎太郎氏が国民新党の合流を受け入れれば、維新の会との連携は個々の政策レベルにとどまる公算が大きい。
民主、自民などの現職議員が逡巡(しゅんじゅん)する理由はこのあたりにある。とは言っても慎太郎、橋下両氏が小異を捨てて手を組んで動き出せば、既存の政党の枠組みは一気に決壊しかねない。
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