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非自民非民主系保守

2055名無しさん:2010/07/19(月) 13:58:36
【政界24時】みんなの党の「分かりやすさ」 (1/2ページ)
2010.7.19 07:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100719/stt1007190701002-n1.htm

 11日投開票の参院選で、みんなの党は改選0議席から大きく躍進し10議席を獲得した。非改選と合わせて11議席となり、予算を伴わない法案ならば単独で参院に提出できるようになった。渡辺喜美代表は投開票日と翌日、民放各社の報道番組に出演し続け、「みんなの党のアジェンダ(政策課題)を次々に法案化して与党に突きつける」と意気盛んだった。参院での与党過半数に12議席足りないこともあり、みんなの党の動向から今後も目が離せない。

 「第三極」を掲げた他の政党が埋没するなか、みんなの党だけが躍進した理由は何か。それは、政権批判勢力としての主張の分かりやすさだろう。昨年の衆院選では「脱利権」を訴え、長年の自民党政権に飽きた有権者の支持を集めた。今回の参院選では「民主党は大きな政府、官僚主導の増税路線。みんなの党は小さな政府、民間主導の成長路線だ」と対立軸を鮮明にし、民主党から無党派層の支持を引きはがした。共通するのは「悪いのは既得権益を持つ官僚と、官僚の言いなりになる政権党」という図式だ。

 この単純化した主張を、強烈な個性を持つ渡辺代表一人が発信し続けた点も見逃せない。同党の所属議員は江田憲司幹事長のほかは当選回数が少なく年齢も若い議員が多く、党所属議員がさまざまななメディアで好き勝手に見解を披露して主張の一貫性に疑問が持たれるようなことはなかった。この点は、保守政党として出発しながら、より理念的な平沼赳夫代表と、経済・財政問題を中心に発言する与謝野馨共同代表との違いから、統一的な党のイメージを発信できなかったたちあがれ日本とは大きな違いだ。

 同じく党首の個性では新党改革の舛添要一代表も負けてはいなかったが、舛添氏の主張は悪く言えば総花的で、選挙中に何を訴えていたのか、有権者の記憶には最後まで残らなかっただろう。つまり、みんなの党の成功は、「シングルイシュー、シングルボイス」によるものだといえる。1議席しか獲得できなかった新党改革の舛添代表が「国政は単一争点でなく外交、防衛も網羅的にきちんと提示すべきだ」と批判してみても、結果が出てしまった以上はどうしようもない。

 また、争点となった消費税問題でも、みんなの党が「年率4%の経済成長を実現すれば、消費税を増税しなくても財政再建できる」と訴えたことは、「税金の値上げは嫌だが、日本の景気、財政の先行きも心配」という比較的意識の高い有権者の心に響いたのではないか。このフレーズは、日本の経済、財政、社会が抱える大抵の問題を魔法のように解決してくれそうに聞こえるからだ。

 みんなの党が掲げる「4%成長」について、財政・経済に詳しいベテラン国会議員からは「実現できないのにもうけがでるよう錯覚させるマルチ商法」「相手にする必要もないインチキ」との批判が聞こえる。

 もちろん、過度の「分かりやすさ」にはうさんくささも漂う。ただ、有権者から一定の支持を得ているのは確かだ。既存の政党が「責任政党」を自任するならば、「相手にしない」などと単に突き放すだけでなく、みんなの党の問題点と誤りをぜひ指摘してほしい。ただし、その際、できるだけ「分かりやすく」説明していただくこともお忘れなく。(田中靖人)


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