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非自民非民主系保守

1492名無しさん:2010/04/20(火) 07:11:25
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2010/04/20100420s01.htm
日本創新党/地方発の世直しに期待する

 もう、地方からの要望や陳情ではらちが明かないと見切ったのだろう。東京都杉並区の山田宏区長ら現職首長や首長経験者が「日本創新党」を結成した。
 既成政党が厳しい視線にさらされている。それは永田町に集う既成の政治家全体への不信にもつながっている。
 機能不全に陥りつつある国政を地方から包囲し、変革する。創新党の存在意義はそんなところにあるのだろう。
 「沈み行く日本丸の中で、自民党と民主党という二つのレストランが客引き競争を始めた」。山田氏が中田宏前横浜市長、斎藤弘前山形県知事と連名で月刊誌『文芸春秋』に寄稿した論文は、選挙目当てのバラマキ政策が横行している現状を嘆く。
 新党の売りが、コスト意識と経営感覚にあることは当然の帰結だ。3人はいずれも自身の給料や職員数の削減、不要事業の廃止に大胆に切り込んだ経験を持つ。「自治体を死に物狂いで経営し、借金を減らしてきた」実績を国政でも生かすという。
 大統領型選挙で選ばれる地方の首長は、改革を断行しやすい立場にある。「3割自治」などとやゆされながらも地方分権の進展もあって、発信力のあるリーダーが台頭してきている。
 議院内閣制を採用する国政で、そうした行動力がそのまま発揮できるとは考えにくいが、首長経験者が国政に関与する意味は小さくない。何より現場感覚を政治に反映することにおいて、国政は地方に大きく後れを取ってきた。
 創新党が真っ先に取り組むべき課題は、財政規律の回復だ。2009年末時点で、国の債務残高は871兆円。国民1人当たりの借金は約683万円に上る。コストカッターのプロとして、腕の見せどころだろう。
 山田、中田両氏は日本新党の結党メンバーで、1993年の衆院選で初当選した。後に首相となる細川護熙代表率いる同党は92年の参院選で4議席を獲得し、その後の躍進の足場を築いた。
 細川氏の「結党宣言」も同じ文芸春秋誌上でだった。夏の参院選で存在感を示し、次期衆院選で政界再編のキーマンとなる。山田氏らの念頭に、当時の成功体験があることは想像に難くない。
 ただ、93年総選挙に際して大量の離党者を出した自民党と違って、現与党の民主党に分裂の気配はない。ここは政策の精査と、地盤である地方での支持者獲得に精力を傾注すべきだ。
 大阪府の橋下徹知事もきのう「大阪維新の会」を設立した。こちらは国会を目指さず、ローカルパーティー(地域政党)として府と大阪市を再編・解体する「大阪都」構想などを掲げる。
 創新党は参院選で5〜10議席を獲得したいとするが、候補者は白紙。志を同じくする首長らが結成した「応援首長連合」との連携にも不安要素を残す。
 地方発の世直しの試みは、霞が関を頂点とした「官治」の仕組みを市民本位に組み替える困難な作業とならざるを得ない。客引き(甘言)とは無縁な、骨太のメッセージを聞きたい。

2010年04月20日火曜日


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