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小沢一郎の政権構想

7やおよろず@憲法:2007/10/06(土) 19:23:33
「国連常備軍」を創設する


 直接的に武力攻撃を受けたときの反撃手段のため、最小限度の軍事力として自衛隊を持つ。
 加えて国連の一員として平和維持活動に協力して「国連常備軍」の創設を計画したり、軍縮や核兵器廃絶などの具体的な目標を法律(安全保障基本法)に織り込むことも可能である。
 新世紀を迎えようとする日本が平和を維持し、生き残っていくためには、国際社会との協調を図らないければならない。
 そのためには、国連を中心としたあらゆる活動に積極的に参加していく以外に道はない。
 その意味で私は、日本が率先して国連常備軍の構想を提案すべきだと思う。
 兵器・技術の発達により、もはや昔の主権国家論は通用しなくなった。
 個別的自衛権や集団的自衛権だけで、自国の平和を守ることは不可能である。
 集団安全保障の概念、すなわち地球規模の警察力によって秩序を維持するしかない。
 自衛隊は歴史的使命を終えて、これから縮小することになる。
 そして日本は国連常備軍に人的支援と経済力を供出すべきである。

 明治維新のとき、朝廷は武力を持たなかった。
 警察力も権力もなかったので、薩長を中心に親衛軍をつくったのである。
 今の国連は、ちょうど維新後の朝廷と立場が似ている。
 固有の力を持っていないので、事が起きた時に、その都度各国に呼びかけPKOを始めとして多国籍軍の編成を行うことになる。
 これでは、緊急な時に迅速な行動がとれないという事もあり、又、その時々の各国の思惑や事情により実効があがらないという面も多々ある。
 従ってこういうやり方でなく、一歩進めて国連に常備軍を設けるべきであるというのが私の主張である。
 日本は国際協調によらなければ生きていけないのだから、日本が積極的にこの常備軍創設を呼びかけるべきだ。
 アメリカはこの考え方に賛成ではないが、日本はその説得にあたると同時に、経済的にも軍事的にもその力の備わった有力な国々に積極的に提唱し、それを率先して実行する姿勢を示すべきである。

 一概に、国連を中心とした集団安全保障とは言っても、もちろん実はそこに国益が絡んでいることもある。
 湾岸戦争のときにも、アメリカはメジャーの石油資本を守りたいという思惑があると主張する人達がいた。
 確かに、自らの利権を守るために軍隊を派遣する側面もあった。
 しかしアメリカはけしからんと短絡的に批判することに、何の意味があるのか。

 これはグローバリゼイションの問題でもある。
 この流れに反感をもつ人達の中には、「グローバリゼイションとはアングロサクソン原理の国際化である」と言って批判する人がいる。
 しかし、そんなこと言っても、どうしようもない。
 世界はそれに基づいて動いているのだから、きちんと対応して克服するしかないのである。
 アメリカと手を切ることは、日本が鎖国するということに等しい。
 それでいい、それこそが真の幸せだと確信できるのであれば、それも一つの行き方であり哲学だと私は思う。
 しかし、物資的豊かさは人一倍享受したいと願っているくせに、口先でだけそんな事を言うのは、日本的"アマッタレ"以外の何物でもない。

 結論として言えば、国際の平和と安全の維持、回復のため我が国が積極的に貢献することは、憲法第九条に言う「国権の発動たる戦争」とは全く異質のものである。
 すなわち、我が国が世界の恒久平和のために、国連権章に基づき、兵力の提供を含むあらゆる手段を用いて貢献することこそが、結果として我が国自身の平和と安全を守ることである。
 そして、これこそが日本国憲法の目指す「国際協調主義」の原点そのものである。


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