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京都・京師・京洛

729荷主研究者:2020/06/21(日) 22:54:48

https://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20200419/CK2020041902000019.html
2020年4月19日 中日新聞
中央車線、時間帯で逆方向 維持か廃止か

http://tohazugatali.web.fc2.com/road/PK2020041802100255_size0.jpg

 大津市の浜大津から柳が崎までの県道に、時間によって南北の向きの車線数が変わる「中央線変移区間」がある。この規制は全国でも珍しく、関西2府4県ではこの一つしかない。システムを維持する機械の更新期限の目安を来年に控えており、規制を維持するかどうかを含めた検討が、県警で始まっている。

 県警交通規制課によると、大津市の中央線変移区間は(右左折の専用レーンなどを除いて)南北に合計三車線がある。基本的には北向きに二車線、南向きに一車線が割り当てられているが、通勤時間帯の午前七〜九時と夕方三〜五時は中央線が変移。道路上に設置された標識表示装置と、白線上のライトの点滅で中央線の位置を示し、北向き一車線、南向き二車線となる。

 同区間は、一九七九年三月に浜大津-柳が崎間の約二キロで規制を開始。八三年十二月には、柳が崎-自衛隊北間の約一・五キロを延伸した。その後、二〇〇〇〜〇二年の三年間で機械を更新。一六年一月には、「道路片側に歩道がなく、通学する子どもが危ない」との地域住民の声を受け、歩道整備のため柳が崎以北の区間を廃止した。一八年九月には台風の影響で装置一台が故障し、半年にわたり規制を取りやめたが、装置を交換して規制を再開した。

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中央車線だけがすいている中央線変移区間=大津市浜大津で(一部画像処理)

 標識表示装置はコンピューターで制御されており、県警本部の交通管制センターから遠隔操作が可能になっている。道路の振動や温度変化により老朽化するため、警察庁は更新期間の基準を十九年ごととしている。前回の更新から十八年以上が経過しており、来年が更新の目安にあたる。

 全国では、この規制は「分かりにくい」ことなどが理由で減少傾向にある。実際に同区間で朝夕の中央線が変移する時間帯の交通状況を見ると、南向き車線の交通量自体は多いものの、中央の二車線目を使う車はまばら。一車線となる北向き車線の交通量も多いため、こちらは浜大津から京阪島ノ関駅前まで渋滞が続くこともある。

 同課の担当者も「規制を知っていても、対向車が来ないか不安で(二車線目に入る)口火を切りづらい。道路を有効活用できていない部分はある」と話す。

 実は、一六年に一部区間を廃止した際、全体を廃止する議論もあったが、さまざまな意見を集約し、存続が決まったという。当時の同区間は国道161号で、道路を改良することも検討されていたというが、現在は県道。検討は白紙に戻り、「中途半端な状況になってしまった」という。

 そもそも、規制の時間帯を決める根拠となったのは、七九年の設置以前になされた交通量の調査。その後、規制時間を安易に変更すると危険なため、時間は変更されなかった。西大津バイパスの開通など、道路状況が変化した現在も、朝夕の時間帯は南向きの交通量の方が多いが、その差はわずかだという。

 県警は、規制の更新に向けた検討を始めており、まずは意見聴取の方法を模索している段階だという。装置は特注品で、更新費用は非常に高額。円滑な交通維持のため、必要な費用とされるのか、調査と意見集約が今後の課題だ。

◆4車線化の検討を

 動画投稿サイト・ユーチューブには、同区間の走行映像が投稿されており、レアものとして隠れた人気もあるようだ。関西唯一の規制区間として認知度を高め、円滑な利用を呼び掛けるのも面白い。

 とはいえ、同区間を走行すると、北向きの渋滞が多く感じる。長い車列によって交差点内に滞留する車もあり、危険を取り除く対応は必要だ。

 道路沿いには琵琶湖疏水などさまざまな施設があり、拡幅は容易ではないが、この機会に四車線化を検討するのが本筋だ。

 (岡屋京佑)


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