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京都・京師・京洛

705荷主研究者:2019/12/25(水) 23:08:13
>>704-705 続き

■速やかに解消を 国交省ガイドライン

 インターネット検索エンジン「グーグル」で、京都駅から嵐山へのバスルートを英語で検索すると、市バスは「Kyoto City Bus」、京都バスは「Kyoto Bus」とそれぞれ表記される。車体の色が緑色と茶色と異なることが補足して説明されている。系統番号を画面で見ただけの観光客が、運行主体や行き先の違いまで理解できるとは考えにくい。

 「ナンバリング」とバス事業関係者が呼ぶ系統識別番号の問題については、訪日観光客が増加するなかで京都市バスと京都バスの「73」号系統だけの現象にとどまらない。国土交通省は観光立国を目指す環境整備上の課題と位置づけ、「ナンバリングに関するガイドライン」を2018年10月に定めた。

 そこでは「異なる運行系統に同じ番号が付与されている場合には、そのような状況を速やかに解消する必要がある」としている。ガイドラインの例示を「73」にあてはめて解釈すると、利用者数が多い系統は引き続き同じ番号を使用し、他方の運行系統についてはアルファベットを加えて「73A」「73B」とするか、百の位を新たに加えて「173」番とすることになる。

 とはいえ、系統番号の変更がバス運行事業者にとってただちに実施しにくい理由についても同ガイドラインは言及する。バス本体や停留所、各種案内板、マップなどの表示変更への投資費用を回収できるだけの増収効果が得られるとは限らず、実現しないケースがみられることを課題として挙げている。

 バスを運行する事業者だけでなく、鉄道事業者や自治体、観光協会など幅広い関係者がテーブルについての利害調整と議論が欠かせない。京都の「73」という特定の系統だけでなく、日本の社会全体が「おもてなし」の体制をどう整備していくのかという課題を示しているようだ。


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