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京都・京師・京洛

613荷主研究者:2018/04/22(日) 10:56:05

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20180405000063
2018年04月05日 12時03分 京都新聞
「通過の町」にぎわいに苦心 京都縦貫道全線開通から2年半

スマートIC開設を見込んで整備された道路は、フェンスでふさがれたままとなっている(京丹波町曽根・味夢の里)

 京都縦貫自動車道(宮津市-久御山町)の全線開通から2年半が過ぎた。京都府北・中部への観光客は2割増え、府の工業団地への進出も相次ぐ。ただ、高速道路がつながったことで一般道の交通量が減り、沿道の観光施設などではにぎわいづくりに苦心する。京都府知事選(8日投開票)では、インフラ整備後の地域活性化が論点の一つになっているが、観光客の「通過点」とならないようにするための対策を願う声は強い。

■道の駅に年間約300万人

 縦貫道で最後に開通した丹波インターチェンジ(IC)―京丹波わちIC間。京丹波町内に開業したパーキングエリア内の道の駅「味夢の里」は、当初見込みの5倍以上となる年間約300万人が訪れ、にぎわいを見せる。7割は町外から訪れるリピーター客というが、集客効果は道の駅の中だけにとどまっている。

 沖哲司駅長(60)は、利用客から「京都や大阪方面にUターンできないか」とよく聞かれる。「味夢の里から町内に出られれば丹波の観光へと誘導できる」として、縦貫道から町内に乗り降りできる自動料金収受システム(ETC)搭載車専用のスマートICの設置を求める。

 町内の道の駅は味夢の里のほか、一般道沿いにも「丹波マーケス」「和」「瑞穂の里・さらびき」の3カ所ある。これらの各施設は全線開通で危機感を強め、味夢の里を含めて2016年に連絡協議会を設立した。各直売所への出品者と企業をつないだり、共通テーマのメニューを開発したりと縦貫道を生かす手法に知恵を絞っている。

 同町も12年度からスマートICの設置を府や国に求めてきた。味夢の里と町内をつなぐ道路も完成している。だが、設置場所が京丹波わちICから1・6キロと近いことなどを理由に、府は「検討以前の段階」(道路計画課)としている。

■一般道は交通量激減

 道路整備による交通量の変化は、地域の観光産業に大きな影響を与える。丹波観光の振興に取り組む「京・来て観て丹波の会」の元会長、寺井昌夫さん(78)が経営する同町本庄の造り酒屋前の道路は旧国道27号。かつては府北部に向かう海水浴客らで渋滞したが、1998年のバイパス完成後は交通量が激減し、縦貫道開通後はバイパスを通る車両さえも減った。

 寺井さんは、観光客に人気のかやぶき集落がある美山へのアクセスに便利な点をPRするため、「京丹波わちIC」の「わち美山IC」への改称や縦貫道への看板設置も要望したが、どちらも実現していない。

 現在は縦貫道ではなく、のんびりとドライブを楽しむ人をターゲットに、一般道に街道名を付けた誘客策を思い描いている寺井さん。「縦貫道の全線開通で終わりではない。各地域にどのように恩恵を行き渡らせるのか、柔軟に考えてほしい」と行政に注文を付ける。


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