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京都・京師・京洛

609荷主研究者:2018/03/26(月) 23:09:19

http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20180310000075
2018年03月10日 19時00分 京都新聞
京都中心部、空前のホテル開発ブーム 建設ラッシュ続く強気

大都市圏で計画されるホテル客室の供給数

 京都市中心部で空前のホテル開発ブームが起きている。交通が便利な駅近の立地を選び、100〜200室程度の中規模ホテルを建てるケースが多い。民間調査によると、市内のホテル客室数は2017年からの4年間で57%増と全国の主要8都市で断トツの伸び率となる見通し。20年には想定される客室需要よりも1万室以上多くなるという。だが、事業者側は増え続ける訪日外国人の需要を取り込もうと強気の姿勢を崩していない。

 訪日観光客の急増に伴う宿泊施設不足を受け、市中心部では16〜17年に大小のホテル開発プロジェクトが次々に動きだした。今年に入っても新規計画の発表が相次ぎ、ペースが衰える気配はない。

 三井不動産は2月、JR京都駅(下京区)の東側で136室のホテルを建設し、19年夏に開業すると発表した。予定地の隣では、京阪グループが約170億円を投じて建設する大型ホテルの槌音が響く。その1週間後には、関電不動産開発(大阪市)が市営地下鉄烏丸御池駅(中京区)近くに99室の地上10階建てホテルを新築する計画を明らかにした。

 不動産サービスのCBRE(東京)が1月末に公表した最新調査によると、京都では17〜20年にかけ、民泊施設やゲストハウスを除き、ホテルだけで1万3千室の客室(開業済みも含む)が新たに供給されるという。16年末の客室数は約2万2千室なので、4年間で実に1・6倍近くに増えることになる。

 ■外国人客に商機

 積極的な開発を支えるのが、年々増える外国人旅行者だ。観光庁の推計によると、17年に国内のホテルや旅館に宿泊した外国人は前年比12・4%増の延べ7800万人。訪日客自体も17年は同19・3%増の2869万人と高い伸びとなった。

 CBREは、今後も訪日観光客が順調に増加し、20年には4千万人に達するという前提条件で京都の宿泊需要とホテル客室数の供給量を比較。客室供給が1万1300室程度上回るとの試算結果をはじき出した。だが、「必ずしも供給過剰になるとはいえない」という。京都府は外国人が訪問先で宿泊する比率が4割と低く、府外の施設に流出しているといい、「客室が増えれば需要の回帰が予想される」と説明する。

 事業者の開発意欲も依然として旺盛だ。4月に地下鉄四条駅(下京区)近くに127室のホテルを開業するロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ(東京)親会社の三菱地所は「京都の宿泊需要は底堅く、今後も出店を増やせる」(広報部)とし、京都駅や観光地からのアクセスを立地面で最重視する。

 市内で計400室以上の宿泊主体型ホテルを運営するホテルエムズ(中京区)の村田博司社長は「宿泊施設が足りず、泊まれない観光都市は海外でもほとんどない。ホテルはむしろ供給過多でいい」と訴える。設備やサービスなどの差異化が重要として「(東京五輪が開かれる)20年は通過点。価格競争に陥らないためにもホテルの開発と運営は50年先を見据えた視点が必要だ」と強調する。


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