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京都・京師・京洛

312荷主研究者:2013/12/29(日) 01:05:46

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20131210000071
2013年12月10日 15時40分 京都新聞
幻の京の私鉄地図発見 大和大路に明治期計画「鴨東電鉄」か

「京都市道路拡築便覧図」と題する地図。「鴨東線」と書かれ大和大路に赤い点線が引かれている

 京都市中京区の絵はがき収集家が、100年以上前の京都で実現しなかった幻の私鉄路線を描いた地図を見つけた。1906年に敷設が出願されたが、内務省が認めず、5年後に却下された「鴨東電車鉄道」とみられる。京都府立総合資料館は「明治期の未成鉄道が描かれた地図は珍しい」としている。

 「京都市道路拡築便覧図」と題する地図は縦39センチ、横54センチ。1907年3月1日に大阪の新聞社が発行した。

 凡例欄で「同(電気鉄道線)鴨東線」と書かれた路線は、東山区の大和大路通を三条通から五条通まで通った後、西に向かい、五条大橋東詰めで、計画中の京阪と接続する形となっている。

 府立総合資料館所蔵の府庁文書によると、鴨東電車鉄道は大阪市の「桑原政」ら11人が06年10月25日に設立を出願。しかし、運営路線が短く、内務省から「一哩(マイル)余ニシテ成功ノ見込ナシ」とされた。五条通まで工事し、北へ延伸構想のあった京阪などと競合することもあり、11年7月11日に「聞届ケ難シ」として却下された。

 出願者の「桑原政」は工部大学校(現東京大)を卒業した明治期の実業家で、炭鉱会社社長や衆議院議員を務めた人物とみられる。

 地図では「電気鉄道線」として、当時の路面電車である京都電気鉄道の路線を描いている。さらに、京都三大事業で拡幅予定の四条通などの道路を赤色で明示している。

 発見したのは、京都近代地域資料研究会の森安正代表。森代表は10年ほど前、絵はがきなどと一緒に地図も入手した。今年になり、研究会の発表を行うため地図を知人に見せた際に指摘を受けた。

 府立総合資料館文献課の若林正博さん(45)は「他に地図に載っている路線もすべて未完成で、鴨東電車鉄道も開業が有力とされたのだろう」と掲載理由を分析する。

 森代表は「そんな珍しいものとは知らなかった。コレクションとして大切にしたい」と話している。


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