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京都・京師・京洛
278
:
荷主研究者
:2013/05/29(水) 23:51:00
http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20130516000158
2013年05月16日 23時03分 京都新聞
“自由の学風” 伝統今に 旧制三高・展示コーナー 京大に設置
折田彦市初代校長の胸像や資料などから、「自由の気風」につながる第三高等学校の歴史を紹介する展示コーナー(16日午後2時20分、京都大百周年時計台記念館) 戦後に京都大に統合された旧制第三高等学校を紹介する展示コーナーが京都市左京区の京大時計台記念館・歴史展示室に開設され、関係者に16日、披露された。個性を尊重した教育で知られる初代校長折田彦市の胸像などから、京大の「自由の学風」に受け継がれた三高の気風を伝える。
■「折田先生」像も常時
三高資料を管理する財団法人・三高自昭会などから寄贈を受けて展示。三高関係者が高齢化したため財団や同窓会の解散が決まっており、展示コーナーで三高の歴史を伝えていく。
折田彦市の胸像は、三高があった京大吉田南構内に設置されていたが、いたずらが相次いだため保管されていた。今後は常時展示する。
三高の前身校で校長を務め、首相や蔵相などを歴任した高橋是清が揮毫(きごう)した校名の銘板、教員が生徒をさん付けにすることを明文化した規則、生徒指導の強化などに反発して生徒たちが起こしたストの資料など、自由闊達(かったつ)な校風がうかがえる資料も公開された。
三高から京都帝国大に進んだ生徒が多く、ノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士や朝永振一郎博士ら独創的な研究者を輩出した。担当する大学文書館の西山伸教授は「京大と三高は、影響を与え合った不可分な関係。京大を知るには三高を知ってほしい」と話している。
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