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京都・京師・京洛

256荷主研究者:2013/02/10(日) 12:58:11

http://www.kyoto-np.co.jp/kp/rensai/syuzainote/2012/130123.html
[京都新聞 2013年1月23日掲載]
道路網整備 府内の現状見直す転機に

社会報道部 岸慶太

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/road/130123.jpg
千代原口交差点の2車線が地下化される国道9号。トンネルは3月に開通予定で、渋滞緩和に期待がかかる(京都市西京区)

 京都市西京区の国道9号千代原口交差点で地下立体交差化工事がほぼ完了し、3月にもトンネル利用が始まる。同時期に京都第二外環状道路が西京区まで開通することと相まって、地域交通の混雑緩和やスムーズな通行に期待がかかる。京都府内の道路事情をいま一度見つめ直す転機だと感じている。

 「千代原口交差点を先頭に2キロ」。渋滞情報がラジオから流れる。国道9号は京都府北部・山陰地方と京都市を結び、市内を東西に貫く。長距離輸送や通勤、商用、買い物などの短距離の車両が入り乱れ、中でも千代原口交差点は朝夕の渋滞がひどい。

 交差点北側にある西京区松尾学区は国道9号の混雑を回避し、地域の生活道路に流入する車両に悩んできた。荒木祐靖自治連合会長(75)は「トンネル開通で学区の道路状況が変われば」と願う。物集女街道は観光地の嵯峨・嵐山や乙訓地域につながり行楽期は特に渋滞が激しい。住宅街の狭い道路に入り込む車も多いため、登下校の見守り活動強化などを進めてきた。

 今回の工事は、交差点内への車両流入を減らし、通過時間を短縮する目的で、1999年に事業化された。古都・京都の景観にも配慮し、トンネル(東西約490メートル)を掘り、本線を地下化した。近畿地方整備局京都国道事務所によると、現在の交差点の通過車両は1日約5万台で適正台数を約1万5千台も上回る。

 ただ、地元住民からは期待される一方、事業効果への疑問の声も聞こえる。「2車線だけ地下化して渋滞がなくなるのか」「千代原口を通り過ぎても9号は他ですぐ渋滞する」。中でも、京都縦貫自動車道や京都第二外環状道路の開通影響で国道9号の交通量そのものが増大しないか懸念される。

 京都国道事務所は、今回の立体交差化を含め、他の道路整備事業との相乗効果による市内交通の円滑な交通確保を見据える。国道9号では西大路通−JR丹波口駅前(約0・9キロ)の拡幅工事が進む。さらにトンネル開通と同時期に、京都第二外環状道路が京都縦貫自動車道沓掛インター(IC)―名神高速道路大山崎ジャンクション間で開通する。このほか、2014年度に京都縦貫自動車道丹波IC―京丹波わちIC間の開通も控え、府北部とのアクセスが向上する。同事務所は「京都市内に用事がない車が第二外環状道路を経由し、高速道を利用することで国道9号の通過が減る」と予測する。

 延長約1キロに及んだ交差点立体化の総事業費は234億円。京都では、巨費が投じられた高速道や幹線道路の整備が各地で完了する時期を迎える。今後、大規模な公共投資が見込めない中、災害への備えや地域活性化の契機ともなりうる道路整備の在り方、既存インフラの価値を府民ぐるみで見直す必要がある。


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