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西洋史
60
:
名無しさん
:2016/04/09(土) 21:41:56
西洋史かな?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160405-00046508-jbpressz-bus_all
メソポタミアの都市化を進めたのは「よそ者」だった
JBpress 4月5日(火)6時10分配信
(文:村上 浩)
都市は人を惹きつける。整備されたインフラがもたらす快適な生活、次々にもたらされる新たな出会い、世界に解き放たれる前の情報など、都市にはヒト・モノ・カネ・情報の全てが潤沢に存在しているのだから、都市への集中は当然の成り行きとも思える。事実、1950年に30%だった都市化人口率は現在50%にまで増加しおり、国連の予測では2050年には70%近くにまで及ぶという。
もちろん、都市にはメリットだけでなく、希薄な人間関係や経済格差などのデメリットも存在するのだが、都市化の流れは強力なものだ。
このように「陰」と「陽」の面を併せ持つ都市は、どのように誕生したのか。本書『都市の起源 古代の先進地域=西アジアを掘る』(講談社選書メチエ)では、世界最古の都市が誕生した約5300年前の西アジアに焦点を当てることでこの問いに答えを出していく。
考古学的手法で世界最古の都市を分析することで、その誕生過程を「流れ」として捉えられ、現代を生きる我々が当然のものとして受け入れている「都市」「国家」「権力」の本質がより深く見えてくる。本書の考察を通して、都市の誕生にはどのような要素が必要だったのか、都市は人々の生活をどう変えたのか、古代日本でなぜ都市が誕生しなかったのかなどが明らかにされていく。
著者は考古学的に検証可能な都市の必要十分条件として、「都市計画」「行政機構」「祭祀施設」を提案する。都市計画は城壁や目抜き通りなどのハード面、行政機構は市場や絵文字的な記号などのソフト面、祭祀施設は守護神を祀る神殿などの精神面に結びつけることができる。これら3つの条件全てを満たせば都市、一部を満たせば都市的集落、ほとんどないものが一般集落となる。
世界最古の都市であるとされることの多いパレスティナのエリコには、街路や神殿が整備されていたかは不明であり絵文字の証拠も全くないため、都市とは認定されない。著者は、『旧約聖書』に登場するエリコが過大評価されてきたのは、ヨーロッパ研究者が聖書のエピソードに引っ張られていたためではないかと推測する。
■ 最初の都市に格差はなかった
多くの考古学者が世界最古の都市と考えているのは、イラクのウルク遺跡とシリアのハブーバ・カビーラ南遺跡だ。7000年前頃から南メソポタミア南部のシュメール地方で都市化がスタートし、約5300年前にウルクが誕生した。
世界初の都市が西アジアで成立した理由を知るためには、まずこの地の自然環境を知る必要がある。西アジアには死海地溝帯、ヨルダン川流域、メソポタミア平原などのように、低湿地・丘陵地・山麓地という多層的な地理的環境が広がっていた。多様な地形は野生種の栽培、ヤギ・ヒツジの家畜化、土器の発明などの多様な生活様式を発展させ、ユーフラテス・ティグリス両大河に広がる沖積低地での都市誕生へとつながっていくのである。
都市化が始まったころの人々は、一夫一婦制を基本とした平等主義の社会を生きていたという。当時の家庭が一夫一婦制の核家族を基本としていたことは、墓に埋葬されている遺体の組み合わせや、住居設備の分析から確かめられている。また、共同墓地のどれもが画一的であり、副葬品から社会的格差を見出すことはできない。余剰食物を保存していた倉庫に鍵がなかったことも、資産の管理人の不在を示しており、当時の社会の平等性の現れと考えられている。
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