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各種イノベーション・新発明・新技術など
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:
とはずがたり
:2008/12/10(水) 17:45:43
自然科学分野以外でも日本人は活躍している。
◇川端康成氏
68年文学賞。「伊豆の踊子」や「雪国」など。繊細で叙情豊かな表現が高く評価された。
◇大江健三郎氏
94年文学賞。現代人の苦悩を見事に描いた作品が評価された。代表的な作品に芥川賞受賞作「飼育」や「沖縄ノート」などがある。
◇佐藤栄作氏
74年平和賞。元首相。「非核三原則」を提唱した。
◇
候補に推薦されながら受賞できなかった日本人研究者もいる。
ノーベル財団の公開資料によると、北里柴三郎氏が破傷風菌の純粋培養成功で最終選考に残った。うさぎの耳にコールタールを塗って、人工的にがんを発生させた山極勝三郎氏も候補に4度推薦された。
◆素粒子の性質を解明
◇南部陽一郎氏 08年物理学賞
ものになぜ質量があるのか。根源的な問いの答えとなったのが、南部陽一郎・米シカゴ大名誉教授(87)=米国籍=の「自発的対称性の破れ」という理論だった。
自発的対称性の破れとは聞き慣れない言葉だが、南部氏は我々の身の回りで起こる現象を引き合いに出して説明している。
円卓に沿って大勢の客が座っていたとする。それぞれの客の左手前方と右手前方にナプキンが置かれている。この時点で、左右のどちらも自分のものであり、自分のものでないのかもしれない。ナプキンは左右対称に置かれており、対称性が保たれていると考えられる。ところが、ある客の1人が左右どちらかのナプキンを取った瞬間、他の客も自然とそれにならわなければならなくなる。これを、ナプキンの対称性が壊れたと考えるのだ。
この現象を素粒子の世界に応用した。宇宙誕生直後、素粒子に質量がなかったが、宇宙の膨張と共に素粒子の回転に関係する対称性が壊れ、質量が生じるとの論理を展開した。これが基礎となり、英研究者が質量の源となるヒッグス粒子の存在を提唱することにつながった。
このほか、南部氏は素粒子クォークの間に働く力を説明する「量子色力学」と呼ばれる理論の原形や、素粒子は点でなく、ひもと考える「超弦理論」の原形も提唱。斬新な理論に実証が追いつかず、04年の受賞者発表で、ノーベル財団が「ナンブは(登場するのが)早すぎた」と異例の論評をした。だが、他の研究者の追随を許さない先見性は無視できず、今年花開いた。
◇益川敏英氏/小林誠氏 08年物理学賞
世界に物質がなぜ存在するのかという謎に迫ったのが、小林誠・高エネルギー加速器研究機構名誉教授(64)と益川敏英・京都産業大教授(68)だ。物理学の世界では、「粒子」と、その反対の電気を持つ「反粒子」が存在することが知られている。ところが、現実の世界は粒子からできた物質で成り立っている。これは「CP対称性の破れ」という現象で説明できる。両氏は73年、基本粒子クォークが少なくとも6種類あれば破れが起こると予言した。
CPとは何か。Cは粒子の電荷を変える操作、Pは粒子を鏡で写したように反転させる操作を指す。大ざっぱに言えば、CPは粒子を反粒子に変える操作だが、CPの対称性が壊れるとは、粒子と反粒子が対等ではないということだ。
小林、益川両氏が予言した73年当時、発見されていたクォークはわずかに3種類しかなかった。その後、未知のクォークが相次いで発見された。最後の6番目のクォークも95年に見つかり、先見性の高さを証明した。
一方、粒子と反粒子との性質の違いを実証する実験についても日本の研究チームが大いに活躍した。茨城県つくば市にある大型の粒子加速器を使った実験で、素粒子の一種であるB中間子とその反粒子の壊れ方に違いがあることが01年に確かめられた。小林・益川理論の提唱から約30年の歳月を経ての実証だった。
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