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各種イノベーション・新発明・新技術など
373
:
とはずがたり
:2016/08/06(土) 15:56:15
>>371-373
産業界では成功事例も
産業界に目を向けると、すでにIoTの成功事例は少なくない。なかでも、アメリカの製造業を代表する企業、ゼネラル・エレクトリック(GE)社は、先進的にIoTに取り組んでいることで知られている。
同社のガスタービン製造工場では、約5000個のセンサーを取り付けたガスタービンを試験稼働させ、振動状況や温度などのデータを取得している。そのデータはネット経由で世界各国に散らばる専門家に送られ、不具合の検知や製品性能の向上などに生かされている。同社は他にも、航空機向けジェットエンジンにセンサーを取り付け、そこから得られるデータを分析して、故障の予見や部品交換の最適化などを図っている。
日常生活、企業活動を大きく変える
IoTは製造業の現場だけでなく、ロジスティクス(物流を効率的に管理すること)の分野でも効果が見込まれている。
IoT化されたロジスティクスの分かりやすい例としては、「アマゾン」のような通販サイトをイメージしてもらいたい。通販サイトの事業者は、客の注文を受けたら、倉庫に収納されている商品を効率よく取り出さなければならない。コンピューターは受注情報によって、どこの倉庫にどんなモノが格納されているかを把握している。そしてコンピューターが、どこの倉庫のどこに行って何を取ってくるのか、指示を出すのだ。
注文のあった商品を収納している倉庫では、コンピューターの指示を受けて、カゴを載せた荷台が自ら収納場所に移動する。そこで、作業員がカゴに商品を入れていくのだ。IoTによる自動化がもっと進み、作業員ではなくロボットが作業を行っている倉庫も多い。
そして、商品はトラックで購入者のもとに配送されるのだが、将来、トラックは自動運転となっていくだろう。トラックに搭載されたAIが、最も効率的に配送できるルートを計算し、そのルートに沿って自ら購入者のもとへ商品を届けるのだ。IoTの進展によって、こうしたロジスティクス全体での変化が期待されている。
このほか、医療分野では、AIが患者の過去のカルテなどを分析して、ある程度までの診断を行うことがすでに可能になっている。介護施設の現場などでは、職員の代わりに、照明などに取り付けたセンサーで寝たきりのお年寄りたちの生体情報をチェックし、深刻な人手不足をカバーする仕組みが実現している。
このようにIoTは、私たちの日常生活や企業活動を大きく変えようとしている。孫氏がソフトバンクグループの命運をかけるIoT。その未来は、すぐそこまで来ている。
プロフィル
小泉 耕二(こいずみ・こうじ)
1973年生まれ。IoT専門サイト「IoTNEWS」代表。IoTコンサルタント。大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)、Cap gemini Ernst & Young、テックファーム株式会社を経て現職。フィーチャーフォンの登場以来、15年以上にわたって、リアルとバーチャルの作り出す世界について研究し続けている。著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門」(あさ出版)、「顧客ともっとつながる」(日経BP)がある。
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