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各種イノベーション・新発明・新技術など

269とはずがたり:2015/09/13(日) 19:05:47
日本ではヒットしたが中国で全く売れなかった3つの商品
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%83%92%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8C%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%A7%E5%85%A8%E3%81%8F%E5%A3%B2%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F3%E3%81%A4%E3%81%AE%E5%95%86%E5%93%81/ar-AAdVP83
ダイヤモンド・オンライン 莫 邦富 2015/09/03

 日中間で時々、訳せない言葉またはそれにあたるものが見つからないケースがある。その一つはハイヤーだ。タクシーは中国では「出租汽車」または「的士」と表現する。しかし、ハイヤーは中国に存在していなかったため、長い間、その訳語がわからなかった。

 ところで、この訳語みたいなものは先日、あっけなく見つかった。

 中国出張が終わりに近づいたある日のことだった。仕事を終えて、上海の自宅に帰ろうとした私は、弁護士の友人が呼んだタクシーに便乗させてもらうことにした。しかし、タクシーはなかなか来ない。そこで弁護士は携帯電話のアプリで「専車」を呼んだ。つまりタクシーの配車アプリサービスを利用したのだ。

 わずか数分後に、専車がやってきた。高級車でタクシーの表記はない。運転手さんも愛想がいい。ただ、料金は普通のタクシーよりすこし高い。そのとき、私は、これは中国版ハイヤーだ、とひらめいた。

 こうしたサービスの便利さにいくらか驚いているが、車の運転台に固定されているiPhone6 Plusに表示されているその配車アプリにより感心した。そこに地図と移動している現在の位置を意味する矢印が表示されているばかりではなく、料金も刻々と変化している。それでは、カーナビも料金メーターも要らなくなるはずだ、というのが私の感想だ。

 ソフトの配車アプリがハードのカーナビにとってかわったのだ。そう言えば、日本でよく売れていた商品が中国ではまったく売れなかったものがある。大きく言えば、3つある。家庭で使われる固定電話、ビデオデッキ、カーナビと思う。そのいずれも日本では大きな隆盛をもたらした商品で、現在もよく使われている。

 1985年、私が来日した頃、わが家があった上海の団地には、固定電話が設けられたのはわが家を含め数戸しかなかった。その数年前に固定電話を引いたが、85年には新規の希望者がすでに数年待ちになっていた。待ちきれなかった人々は当時、高価な携帯電話の方へ走った。この傾向は近年になってより顕著に現れた。

 ビデオデッキは商品として認知される前に、幕を閉じられたようなものだ。中国市場に大きな期待を寄せてビデオデッキの製造工場などの建設に巨額の投資をつぎ込んだ日系企業は大損に泣いた。

 2009年、中国の自動車市場ははじめアメリカを飛び越え、世界最大を誇るようになった。しかし、本来は売れるはずのカーナビは中国ではそれほど普及しなかった。

 最初、その原因はカーナビの価格が高すぎたし、衛星信号の利用も普及していないことにある、と思っていたが、どうもより根本的原因は手頃な値段か無料をアピールするアプリがたくさん登場したためだ、と最近、悟ったのだ。

 中国には、後発者が先発者を追い越すために、「弯道超車」を利用するという表現がある。カーレースや試合などを想起すればいい。回るときは先を走る相手に追いつき、追い越す絶好のタイミングととらえて奮発する場面がよく見られる。中国産業の発展の歩みを振り返ってみると、まさにそのような現象がよく見られる。


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