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各種イノベーション・新発明・新技術など

23とはずがたり:2008/09/21(日) 01:28:05

沖ノ鳥島を救え…海水から砂造成、通電で化合物「自然付着」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080920-OYT1T00360.htm

海に沈めた電極に5か月間電気を通し続けると…(海洋産業研究会提供)
化合物の上にサンゴが付着しているのが確認された(海洋産業研究会提供)

 日本最南端の沖ノ鳥島(東京都小笠原村)を波の浸食から防ぐため、政府は自然に砂地を造成する新技術の活用を検討する。

 民間の実証実験では、政府が取り組んできたサンゴの増殖事業より短期で保全効果が期待でき、環境への負荷が少ないことも利点だ。

 新技術は「電着工法」と呼ばれ、経済界の支援を得て海洋開発の調査・研究を進める社団法人「海洋産業研究会」が、企業と共同実験を重ねてきた。電極を海水に漬けて電気を流すことで、水中のカルシウムやマグネシウムのイオンがマイナス側の電極に集まり、炭酸カルシウムや水酸化マグネシウムといった砂状の化合物となる。

 鹿児島県の与論島で行った実証実験では、通電後約1か月で化合物が電極表面に付着、約5か月後にはその上にサンゴが付着して生息可能になることが確認された。同研究会では2010年度にも、沖ノ鳥島で実験する予定だ。

 干潮時は周囲約11キロ・メートルのサンゴ環礁である沖ノ鳥島は、満潮時は二つの小島が海面に頭を出すだけとなる。国連海洋法条約の「島」の定義は「自然に形成された陸地で、高潮時にも水面上にあるもの」で、水没すれば領海や排他的経済水域(EEZ)が設定できない。


 沖ノ鳥島のEEZは約40万平方キロ・メートルと、日本の国土面積(約38万平方キロ・メートル)に匹敵するが、中国は沖ノ鳥島について、「島ではなく岩」と主張している。

 政府が06年から取り組んでいるサンゴの増殖事業は「自然に形成」という定義に着目し、サンゴの卵を水槽で育てて、環礁内に移植するものだ。同研究会の中原裕幸常務理事は「サンゴの成長には50年以上かかるが、電着工法は『自然に形成』の要件を満たし、かつ、数か月で砂を作ることができる」としている。
(2008年9月20日14時35分 読売新聞)


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