したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

各種イノベーション・新発明・新技術など

140荷主研究者:2012/04/30(月) 12:00:49

http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20120412/CK2012041202000018.html
2012年4月12日 中日新聞
夢の“空飛ぶ自動車”開発を断念

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/industry/PK2012041102100192_size0.jpg
実証実験で空を飛ぶ3分の1サイズのMVの機体=2002年8月、旧川島町で(県工業会提供)

 県工業会は、小型飛行機と自動車を合体させた空飛ぶ自動車「ミラクルビークル」(MV)の研究開発を本年度で断念する。資金のめどがつかず10年近く休止しているためで、今後は実用化に意欲のある企業、団体にノウハウを伝え支援する。

 MVは全長四・五メートル、幅六メートル、重量四百五十キロの一人乗り。想定では機体後部のプロペラを燃料電池で回して時速二百キロで飛び、地上では主翼を折りたたみ幅二メートルの乗用車として時速五十キロで走る。目的地まで乗り換えなしで行ける乗り物と期待されていた。

 研究開発は、航空機関連の約二十社や県、岐阜大でつくる工業会内のMV調査開発特別研究会が一九九七年度から取り組んできた。二〇〇二年には三分の一サイズの機体による実証実験で約四分間の飛行に成功した。

 研究会の三橋清通会長(76)によると、燃料電池などの研究課題はあるものの、機体の基本構想はでき上がっている。「資金があればすぐ実用化できる段階」という。

 しかし、バックアップしてきた県の予算が〇三年度からつかずに研究開発はストップ。以来、活動は国内の電気自動車や海外のMV関連の動向の調査にとどまった。

 機体の実物ができないため、MVを運用する法律やMVが離着陸する小型滑走路の検討もされなかった。「次の段階である実サイズの機体を作るには二、三億円必要だが、県の支援がなくなり、他からの資金確保も難しかった」と三橋会長は悔しがる。

 研究開発に関わる航空機関連企業の技術者OBは七十代が中心。研究開発の見通しがないまま研究会の活動を続けるのは、厳しくなってきたこともあり、工業会は六月の総会で研究会を解散する方針。実用化に意欲のあるベンチャー企業、団体が現れれば、ノウハウを教える。

 三橋会長は「MVのアイデアを宝の持ち腐れにしたくない。若い世代の力でMVという夢の実現にこぎつけられたら」と願う。問い合わせは、県工業会=電058(385)4315=へ。

 (佐久間博康)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板