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各種イノベーション・新発明・新技術など

11とはずがたり:2007/11/15(木) 00:40:58
本田よ豊田よ次世代エネルギィとしての有望株は木炭だ!
自動車が揮発油で走ってゐるのはたまたま発明国家の米洲にふんだんに石油が湧いたからに過ぎん。
我が緑溢るる豊葦原瑞穂之國のメエカアなら木炭自動車を現代の使用に耐えうる様に改良して見せよ♪

木炭自動車
http://kahuetaisyourouman.hp.infoseek.co.jp/mokutan/mokutan.html

木炭自動車、それは戦前戦後を通じて石油不足に悩んだ我が国が生み出した代燃機関を搭載した自動車である。
当時既に完成していた天然瓦斯自動車や電気自動車、ヂーゼル自動車よりも普及していた実用車両である。
作者は学生時代石油不足が叫ばれる昨今きっと今一度活躍するはずだと力説したこともある。
(正確には石油に代わる次世代の燃料はと言う問いに木炭と答えた)
此処ではそんな木炭自動車及びその要たる木炭瓦斯発生装置について、
国民自動車読本(中根良助著)を元に解説していこうと思う。

2.ガソリン自動車との相違点
 ガソリン自動車ではキャブレーターでガソリンが気化し(ガソリン瓦斯)、適当量の空気とともにシリンダーに導かれ、圧縮され、電機着火によって爆発させてシリンダーを動かす。
 木炭自動車では木炭瓦斯発生炉で木炭を燃焼させて瓦斯を発生させ、瓦斯中の夾雑物(水分、木炭紛、灰等)を取り除き、清浄な瓦斯と適当量の空気をシリンダーに導かれ、電気着火によって爆発させてシリンダーを動かす。
 このように両者の相違点はガソリン自動車では「タンク」と「キャブレーター」が燃料を供給しているのに対して、木炭自動車ではこの二つの装置の代わりに「木炭瓦斯発生装置」が用いられていることである。
 即ち、燃料装置のみが異なり、其の他の機関は全て同じである。

3.木炭自動車の欠点
 ガソリン自動車に比して出力が劣る。
 木炭の投入、着火、木炭瓦斯発生炉の清掃、手入れ等に手間がかかる。
 木炭への着火、瓦斯発生までに若干時間がかかる。

薪炭炉への燃料補給

4.木炭瓦斯発生装置の各部名称と働き
 木炭瓦斯発生装置は大きく分けると以下に示す五つの部分になる。
 中でも瓦斯発生炉が最も重要な部分であり、其の他四つの部分は之に従属する部分である。
 イ 瓦斯発生炉
    鉄板又は鋳物で造られ、円筒型縦長の上向通風式と下向通風式、
    角型横長の横流式がある。(詳細は後述)
    いづれの形式も上下二段に分かれ、上段に木炭を貯蔵し、
    下段で之を燃焼して瓦斯を発生させる。
    燃焼室は一般に二重壁構造で、内壁は耐火煉瓦で造られ、
    下部に火格子を設けている。

 ロ 瓦斯冷却機
    瓦斯発生炉で発生した瓦斯を冷却し、容積を縮小することで、
    瓦斯の濃度を高めて熱量を高める装置。
    水冷式と空冷式があるが、木炭自動車には軽量な空冷式が多く用いられている。

 ハ 瓦斯清浄機(瓦斯濾過機)
    瓦斯中に浮遊する水分、灰、木炭紛、等を濾過し、瓦斯を清浄にする装置。

 ニ 瓦斯貯溜槽
    濾過された清浄な瓦斯を蓄えておく装置。
    この装置によって、始動時には貯留槽の瓦斯を用いて、
    発生炉は之を補充することになる。

 ホ 空気調節器(瓦斯空気混合調整機)
    瓦斯量・空気量の調節、ガソリン切換を行う装置。
    空気と瓦斯の混合割合は、瓦斯の性質によって変化すべきものである。
    空気取り入れ口から入った空気と混合され、切換弁からシリンダーへ送られる。
    木炭自動車はガソリン自動車に木炭瓦斯発生装置を取り付けたものであり、
    車庫内の移動や、瓦斯発生炉の故障の場合にはガソリン運転が可能なように、
    切換機能がついている。


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