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B級News Watch ためされる大地

812小説吉田学校読者:2009/03/17(火) 07:00:38
【ためされる大地 伊賀(三重)】
これが、自然保護の難しいところ。
「山椒魚は悲しんだ」といったところでしょうか。ドラえもんの「バイバイン」も想起される。あの栗饅頭は、今ごろ宇宙のかなたでどれほど増殖しているのだろうか。

オオサンショウウオ 保護が裏目 すみかなし
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009031602000196.html

 三重県伊賀市で予定されている川上ダム建設計画に伴い、建設予定地に生息する国の特別天然記念物オオサンショウウオの保護策を探るため、水資源機構川上ダム建設所が仮設した保護施設で繁殖を試みたところ、続々と成功した。人工的な繁殖は全国でも広島市安佐動物公園に次いで二例目。保護策としては“成功”だが、繁殖した個体は生態系に影響を及ぼす可能性などから、勝手に放流もできず、関係者は頭を抱えている。
 ダム建設が予定される川上川と前深瀬川では、同建設所が一九九六年から昨年末まで調査した結果、予定地一帯で九百七十三匹のオオサンショウウオが確認された。ダム湖ができると生息が難しくなり、上流に移す必要に迫られている。
 保護施設は、上流に移す際にどのような環境を整備するかを実験するために設けた。縦十二メートル、横三十二メートルのコンクリート製で人工巣穴などを設置。ここで九八年以降、捕獲したオオサンショウウオを育てたところ数匹が産卵した。現在、五十匹にまで増え、順調に成育している。
 自然界と違って外敵がおらず、えさが豊富に与えられるため成長が速いとみられる。
 当初、ダム建設所は繁殖した個体を元の川に戻す予定だった。ところが、オオサンショウウオは一定の地域で生息できる個体数が限られ、育ちの良い保護池産が天然の個体を駆逐して、生態系のバランスを崩す懸念があることが分かった。
 川上ダム建設所の大村朋広環境課長(44)は「まだ増える可能性がある。移転先の生息環境を調査し、なるべく早く自然界に返したい」と話す。
 しかし、流域のオオサンショウウオの保護に携わるオオサンショウウオ調査・保全検討委員会委員の松月(まつづき)茂明さん(55)は「ふ化後、大きくなれば施設も手狭になるが、自然に放すには事前調査などが必要で、すぐには難しい」と指摘する。
 三重県教育委員会文化財保護室の担当者も「生態系への影響を考えれば放流は難しいかもしれない」と懸念を示す。「これ以上保護できないとなれば、全国の博物館や水族館で代わりに飼育してもらう方法もある」と代替案を示している。


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