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B級News Watch ためされる大地
802
:
小説吉田学校読者
:2009/03/09(月) 07:00:32
【ためされる大地 おそらく寿町(神奈川)】
紙面を通じて歌が読まれて、それで勇気付けられたり考えさせられたりする読者がいる。それだけでいいのだとこの歌人は思っているのかもしれない。
ホームレス歌人さん返信「連絡とる勇気、ありません」
http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY200903080109.html
ホームレス歌人の記事を他人(ひと)事(ごと)のやうに読めども涙零(こぼ)しぬ
本日付の朝日歌壇欄に永田和宏・佐佐木幸綱両氏が選んで掲載された自称ホームレス・公田耕一さんの作品だ。住所がないために投稿謝礼も応援の声も届けることができない無念を託し連絡を求めた朝日新聞2月16日付朝刊(一部地域を除く)の記事を、公田さんは読んでくれていた。
この歌を記した投稿のはがきには、きちょうめんさがうかがえる丁寧な字で添え書きがあった。「皆様の御厚意本当に、ありがたく思います。が、連絡をとる勇気は、今の私には、ありません。誠に、すみません。(寿町は、東京の山谷・大阪の釜ケ崎と並ぶ、ドヤ街です。)」
公田さんは、横浜市中区寿町辺りにいることをあかしている。だが、「強引に捜すべきではない」というのが選者や他の投稿者らの意見だ。今も週1、2回のペースで投稿があり、片道ではあるが朝日歌壇との回路はつながっている。いつか“勇気”がわく日を待とう、という考えだ。
しかし気になることがある。
胸を病み医療保護受けドヤ街の柩(ひつぎ)のやうな一室に居る
やはり本日付で高野公彦氏が選んだ一首から、健康を損なった様子が見える。
選外だが〈我が上は語らぬ汝の上訊(き)かぬ梅の香に充つ夜の公園〉という歌がある。詮索(せんさく)を嫌う人柄の表れだろう。だが、再び公田さんに呼びかけたい。「柩のやうな一室」をシェルターだと思って、健康を取り戻してほしい。
入選を重ね、朝日歌壇あての応援歌は増えるばかりだ。ある人は公田さんの名を探すことが月曜朝の日課になった自分を詠み、ある人は奈落の底から発信される生の歌の迫る力にうたれ、脱帽するとうたう。どの作品にも誇りを捨てず歌を携え生き抜いて、との願いがこもっている。(河合真帆)
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