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B級News Watch ためされる大地

110小説吉田学校読者:2006/11/12(日) 00:31:30
【ためされるコンテスト 鳥人間コンテスト】
やっぱりテレビってこういうのを言うんだよなあ。数字も取れて、面白くて、ためになる。これですよ。

勝手に関西世界遺産/登録番号83 鳥人間コンテスト(滋賀県彦根市)
http://www.asahi.com/kansai/kansaiisan/OSK200609010012.html

 琵琶湖の湖東にある松原水泳場では、毎年鳥人間コンテストが、おこなわれる。さまざまなグループが、手づくりの飛行機をもちより、どこまで飛ばせるかをきそいあう催しである(今年からは、タイムトライアルもはじまった)。毎年テレビでも放映されており、知っているという人は多かろう。
 商品化されたグライダーなどでの参加は、みとめられていない。競技にくわわれるのは、自分たちでこしらえた機体のみである。また、プロペラ機の場合でも、動力の使用はゆるされない。つかってもいいのは、人力のみである。
 なかには、ほんとうにこれで飛ぶのかという機体もある。航空力学より、作者の美学を重んじたものを、見かけたりもする。観客の笑いをさそおうとしているような参加者だって、なくはない。
 とりわけ、1977(昭和52)年にはじまってしばらくの間は、そういう例がよくあった。今は逆に、いちびり気分のエントリーが、へりだしているように思う。飛ぶことへのこだわりをとがらせたものが、ふえてきた。バラエティーショーめいた側面がうすまり、どんどんスポーツライクになっているということか。
 しかし、そのため機体が昔にくらべ、やや規格化されだしているようにも思う。私なんかは、航空力学のしろうとで、かつての異相とでもよぶべき機体を、なつかしく感じている。
 もともとは、「びっくり日本新記録」というテレビ番組の一企画として、はじまった。当時イギリスのセルシーでおこなわれていた滑空コンテストをヒントにして、こころみたのだという。それが、今ではこれだけ規模の大きい、また由緒もある大会にそだってきた。主催者の読売テレビには、いつまでもつづけてほしいものだと、ねがっている。
 会場の南南東には、彦根城の天守閣も見える。来年は、これが築城400年の、記念すべき年をむかえるらしい。文化財としては、こちらをこそ顕彰しておくべきなのだろう。だが、「勝手に関西世界遺産」へは、鳥人間のほうを推薦しておきたい。
 競技開催中に、私は近くのホテルへとまったが、そこには航空マニアがおおぜいいた。空気抵抗などのむずかしい話に興じる人々を、そこかしこで見かけている。年に一度、大空への夢をいだいた人々があつまるところなんだなと、感じいったしだいである。
(文・井上章一<国際日本文化研究センター勤務> 写真・立花常雄)

○地上と空とで夢共有
 朝6時20分。最初の“鳥人間”が、高さ10メートルのプラットホームから、どんより曇った琵琶湖の空に飛び出した。少し沈んだと思ったら、ふわっと高度をあげていく。テレビで見たことはあったが、生では初めて。人間の力だけで飛んでいると思うと、感慨はひとしおだ。眠気も吹っ飛び、鳥の行方を必死に目で追った。
 見学したのは、7月23日にあった「人力プロペラ機タイムトライアル部門」。折り返し計2キロのタイムを競う。30回記念の新競技とあって、参加者はつわものぞろい。たった1回のフライトのため、1年をかけて機体の設計、試作を繰り返してきたそうだ。その魅力って何なのだろう?
 大阪府立大のチームを率いた作村享佑(きょうすけ)さん(20)は、「やってきたことすべては、飛び立つ瞬間のためだけにあったと、実感した。記憶に残るフライトができて良かった」。出場19回となるパイロットの中山浩典さん(46)は、「気持ちよく飛べた時、自分の存在感をすごく実感できる瞬間がある」と語った。


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