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B級News Watch ためされる大地

1015チバQ:2011/02/04(金) 12:21:52
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20110203-OYT8T00981.htm
未経験の荒天 判断遅れる 大雪 交通網長時間まひ 
 1月30日から31日にかけての大雪で、県内を南北に貫く「交通の大動脈」のJR北陸線と北陸自動車道、国道8号が長時間にわたりまひした。嶺北と嶺南が分断され、通勤や物流に大きな支障が出た。昨年末以降、鳥取県や福島県でも、大雪で国道や列車が長時間にわたって通行止めや運休になる先行事例がありながら、なぜ国や関係機関は影響を最小限に抑えられなかったのか。原因や課題を探った。(藤戸健志、畑本明義、小野隆明)

 ■遅れた通行止め

 北陸道と国道8号に共通するのが、雪による通行止めの明確な基準がなく、想定外の大雪に過去の経験則が通用しなかった点。いずれの場合も通行止めに踏み切った時点で、すでに〈致命傷〉を負っていた。

 北陸道は上りが今庄トンネル(南越前町)付近などで450台、下りは葉原トンネル(敦賀市)付近で500台が立ち往生した。監視カメラの映像で複数の車の立ち往生が判明したため、上りを30日午後11時50分、下りは31日午前1時40分から通行止めにして、完全に解除したのは1日午前6時30分だった。

 一方、国道8号は31日午前1時30分から18時間半にわたり、敦賀市から越前市まで約28キロの区間が通行止めになった。前日の午後9時頃、敦賀市内の上り坂で、大型車が動けなくなり、後続車の行く手を阻んだ。国土交通省福井河川国道事務所によると渋滞は最長で13キロ、数百台に及んだ。

 ■同一パターン

 いずれのケースも、大型車が雪道を上れず道をふさぐ――という経緯をたどった。昨年12月25日に福島県、同31日に鳥取県で起きた大渋滞と全く同じ。ドライバーからは「早めの通行止めなど、迅速に対応すればこんな事にならないのに」と怒りの声が上がった。判断に手間取ったとの指摘に対し、河川国道事務所は「(通行止めになった)北陸道に代わる幹線道を簡単に止められない。苦情も出る」と反論している。

 ■難しい判断

 北陸道を管理する中日本高速道路は、樹木が道路をふさがないよう伐採するなどの大雪対策を講じていたが、今回は今庄インターチェンジ付近の降雪量(24時間)が140センチを記録。同社は「予想を上回る降雪量。除雪の状況も考慮する必要があり、降雪量だけで通行止めの判断をするのは難しい」と説明する。

 ドライバー側の問題もある。河川国道事務所によると、早めのチェーン装着を呼びかけても、素直に応じないドライバーが少なくないという。未装着車に上り坂の手前で引き返させることで、立ち往生を防ぐ実例もあるが、「チェックを始める基準がなく、強制力もないので警察の協力がないと難しい」と漏らす。

 一時、特急7本が県内の駅やトンネルで立ち往生したJR北陸線。このうち4本の乗客1400人が長時間、車内に缶詰めになった。1月30日午後9時過ぎ、上りの普通列車が南今庄駅で、列車の前にたまった雪で運行を断念。その結果、後続の特急が信号待ちの状態になり、今庄トンネルや今庄駅で停車した。下り線もほぼ同時刻、大阪発金沢行き特急「サンダーバード37号」が、今庄駅を発車できなくなり、後続の特急の進路に立ちふさがった。

 JR西日本金沢支社によると、今庄駅での降雪量は30日午後6〜10時の4時間で30センチ、同10時〜31日午前8時までに、さらに30センチ降り積もった。同支社の広報担当者は「過去にこれほど短時間に一気に降ることは無かった」とする。「レール上に20センチ以上の降雪が見込まれたり、実際に降った場合は除雪車を運行する」とのルールがあり、30日も日中に敦賀―鯖江間で除雪車を走らせていた。

 だが、除雪車を走らせるには列車を運休させる必要があり、終電の運行後に再び除雪する予定だったという。金沢支社は「運休してでも除雪すべきかどうか判断が難しかった。結果的にお客様を長時間車内で待たせる事になり申し訳ない」とする。今後は運転士などから大雪の情報を早く集め、運休や除雪の判断材料にすることを検討する。


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