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Tohazugatali Book Review
242
:
とはずがたり
:2014/05/21(水) 09:32:22
黒船アマゾン、書店連合で迎撃 大手も参入の“無料”電子書籍、続々商品化
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140510/biz14051007000001-n1.htm
2014.5.10 07:00
書店で雑誌を買うと、もれなく電子版も無料で付いてきます−。文教堂グループホールディングスが始めた「空飛ぶ本棚 sky storage service(スカイストレージサービス)」が注目されている。追加料金不要で、好きな雑誌を紙でも、スマートフォン(高機能携帯電話)などを用いて電子版でも読める。雑誌をシーンに応じて読み分けられる利便性の高さが評判だ。実店舗での持続的な販売増につなげられるか。“ハイブリッド雑誌”に期待がかかる。
広がる読書の幅
仕組みはこうだ。読者はまず書店で雑誌を購入する。会計の際にもらえるクーポンコード(16けた)をスマホなどのアプリに入力。するとその電子版がダウンロードできるようになる。対象はファッション誌、経済誌、料理雑誌など計94誌(4月下旬時点)に上る。
「紙と電子双方をそろえることで読書の幅を広げるのが狙い」(同社営業企画部)で、紙の雑誌は自宅で読み、読み切れない部分を電車内などでスマホを使って閲覧。自宅で旅行誌で旅程を練り、旅先ではタブレット端末で地図を見る−などシーンに応じた利用法は多様だ。
電子版は保管場所を取らないためバックナンバーも取っておける。キーワード検索などデジタルコンテンツならではの機能も使える。これまで紙と電子版は別々に買う必要があったが、「空飛ぶ−」の対象雑誌なら値段は1冊分で済むのだから、確かにお得だ。
出だしは好調
文教堂によると、昨年12月のサービス開始により対象雑誌の販売増は顕著だったという。直後の「週刊東洋経済12/14号」の同書店での販売数は、開始前の同誌の10誌の平均販売数に対し約1.6倍。
同様に、女性向けファッション誌「25ans2月号」は約1.9倍、「週刊ゴルフダイジェスト1/7・14新春特大号」は約2倍に増えた。雑誌によって実績にばらつきはあるものの、同社は「読者の購買意欲を刺激できた」と判断。対象雑誌を当初の11誌から一気に約9倍まで拡充させた。
他の書店チェーンも参加
このサービスは文教堂が独自に開発・運用し、出版社側が電子版の提供に協力することで成立している。「投資やコスト負担の詳細は企業秘密」(同)だが、勝算はどうなのか。
同社担当者は「(今は)まだ雑誌全体の売り上げの底上げにはなっていない」と率直に明かす。ただ、「早期に対象雑誌を300誌に増やし書店での売り上げ増につなげて回収していく。コミックでも展開していきたい」と、あくまでも“攻め”の姿勢を崩していない。
文教堂は最初に始めたこのシステムを開放し、他の書店チェーンも参画。啓文堂書店▽丸善書店▽ブックファースト▽有隣堂書店−など計21法人が順次展開に着手しており、今後のスケールメリット(規模効果)が期待されている。
書店めぐる環境激変
背景にあるのはやはり書店をめぐる環境の変化だ。ネット通販の台頭によって読者の書店離れが進展。出版科学研究所のまとめでは、(紙の)雑誌の市場は平成9年の1兆5644億円から25年には8972億円にまで縮小した。一方、電子書籍市場は成長中で、インプレスビジネスメディア(同)によると、雑誌に限れば24年度の39億円から29年度には330億円に拡大すると予想される。
生き残りをかけた「空飛ぶ−」の取り組みを識者はどうみるか。専修大文学部の植村八潮教授(出版学)は「読者はすでに文字情報を紙面とディスプレーの両方から得ている。読者の需要に合わせ、その両方を書店が提供していくのは当然の流れだ」と評価する。
一方、立命館大文学部の湯浅俊彦教授(出版メディア論)は「紙の雑誌の不振はネット情報に押されていることに原因がある。(盛り返していくには)便利さだけでなく面白いコンテンツが伴わなければならない」と話し、懐疑的な見方を示す。
海外の動向は…
米国では米アマゾン・ドット・コムが昨秋から一部書籍について「Kindle MatchBook(キンドル・マッチ・ブック)」を開始した。これはアマゾンで紙の書籍を買った人が同内容のキンドル版(電子版)を2.99ドル以下(無料含む)で入手できるサービスだ。
“黒船”アマゾンが日本での展開に乗り出す可能性もゼロとはいえず、国内勢も安穏とはしていられないはずだ。「空飛ぶ−」は読者をつなぎ止められるか。待ったなしの正念場を迎えている。
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