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Tohazugatali Book Review

112とはずがたり:2008/03/02(日) 11:12:33
2007/12/20-19:49 芥川龍之介の直筆原稿など見つかる=「地獄変」に推敲跡、「邪宗門」別稿も
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200712/2007122001002&rel=y&g=

 芥川龍之介(1892−1927年)の小説「地獄変」の直筆原稿などが、岡山県倉敷市出身の詩人薄田泣菫(1877−1945年)の遺族から寄贈された文書の中に含まれていたと、同市が20日発表した。芥川作品の直筆原稿はほとんどが所在不明で、貴重な資料としている。
 薄田は、芥川が大阪毎日新聞の社友として同紙に「地獄変」や「邪宗門」を発表した当時の学芸部副部長だった。公表された直筆原稿は、「地獄変」の冒頭部分2枚と、「邪宗門」の冒頭部分22枚。芥川が1919年、同新聞の正式な社員と決まった際に書いた「入社の辞」や、薄田にあてた未公開の書簡なども見つかった。
 「邪宗門」は、美しい姫君をめぐり、若殿が法師と対決しようとする未完の作品。現在流布している本文では、若殿とその父大殿が見た目も性質も正反対という設定だが、公表された原稿には、「誠に若殿位、大殿様に生写の方はいらつしやすまい」とし、それが「邪魔になつて」二人の仲が悪くなることがあったと書かれている。
 青山学院大の片山宏行教授(日本文学)によると、この原稿は薄田に送られ、発表直前に現行の文章に書き換えられた可能性が高く、下書きではなく別稿とみなすのが妥当。未完の作品をどう読むか、さまざまな議論がある中で、今回の原稿は「違う展開があったかもしれないという問題提起になる」という。
 一方、「地獄変」には推敲(すいこう)の跡があり、片山教授は「何をどう書こうとし、悩んでいたかなど、執筆の過程や熱意が見て取れる」と話している。


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