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人口問題・少子化・家族の経済学
946
:
とはずがたり
:2014/11/08(土) 14:19:30
>>945-946
また、核家族化が進み、家意識が薄らぐのと同時に、生涯結婚しない人や、離婚してシングルになる人、さらには結婚しても子どもを持たない人など、さまざまな理由から家墓の継承者がいないケースも増えてきた。少子高齢化が進み、死者の数は増える一方なのに、葬儀や墓の担い手となる若者はどんどん少なくなっている。その結果、親元を離れた子どもが故郷の墓を撤去して自分の身近に引っ越しをする“改葬”も増えている。今、“家墓”の限界がきているとはいえないだろうか。
日本の現状はどうあれ、「自分は長男だから先祖の墓を守らなくてはいけない」。逆に、「次男だから自分で新たに墓を作らなくてはいけない」と考える人もいるだろう。しかし小谷は、これも私たちの思い込みだという。
「こういった考えは、日本人の家意識が高かった一時代の名残です。たしかに明治時代には『先祖供養は子孫の義務である』とされていましたが、戦後には『慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者がこれを継承する』と民法で改正されています。つまり、長男だからといって実家の墓に入る必要もなければ、次男や結婚して苗字が変わった女性だからといって実家の墓に入れない理由もない。もちろん、血縁関係のない友人と同じ墓に入ることも可能です。墓は慣習に従って“できる人が継承する”のが今のルール。とはいえ、その“できる人”がいなくなったのが近年の問題の元凶なんです」
どうやら私たちの葬祭や埋葬に対する感覚は、時代の流れに追いつけず、かなりレトロな段階で止まっているらしい。井上は、「正しい知識が、多くの死後の悩みを解消する」という。
「法律を引き合いに出すと、死後のことについて定められているのは、人が死んだら市区町村役所に死亡届を出さなくてはいけないという“死亡届の提出”と、死後24時間が経過していなければ遺体を火葬してはいけないという“24時間火葬禁止”の2点だけ。これら遺体の処置・処理をめぐる決まり以外は、いってしまえばすべてがオプション。自分たちで好きに決めればいいんです。しようと思えば今でも土葬ができるし、骨を海などに撒く散骨や、墓石の代わりに花木を植える樹木葬もまったく問題ない。そもそも、法律のことだけ考えればお葬式をする必要すらありません。墓石を例にとっても、“家墓”の意識が薄れ、墓を個人のものと捉える人が増えてきた最近では、ギターの形や星の形など、故人が生前好きだったものをかたどるケースもあります。また、従来は『○○家之墓』と家名を彫っていたスペースに、故人の好きな言葉を彫ることも。これらは『死後も自分らしくありたい』という個性の表れでしょう。時代に合わせて変わってきた葬祭や埋葬の歴史を知れば、もっと広い心で自由な選択ができるのでは」(井上)
では、私たちの墓に対する意識はどうなっているのだろうか。小谷が所属する第一生命経済研究所が数年前に行った調査によると、散骨について、「遺骨を全部撒いてもらいたい」と考える人は全体で18.9%。40代、50〜64歳では、4割もの人が散骨を希望している。これは決して少なくない数字だ。
また、友人知人などを含める血縁を超えた人たちで一緒に入る共同の墓(共同墓、合葬墓など)に関しては、「自分も利用したいと思う」と答えた人が全体では11.5%と少ないものの、女性では14.5%と少しポイントが上がり、子どもがいない人になると、17.3%にも上った。(大高志帆=文 PIXTA=写真)(PRESIDENT Online)
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