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人口問題・少子化・家族の経済学

94とはずがたり:2007/01/31(水) 03:01:43
>>93-94

 ∞ 町や村が仲人に

 県内に住む外国人の特徴は、数字に表れる。在留資格は「日本人の配偶者等」と「永住者」の二つが50・9%を占める。飲食店勤務など労働目的でない、国際結婚をした女性たちの多くが持つ資格だ。全国平均は30・3%、宮城29・8%、福島41・9%と、二つの資格の比率は山形が全国でも突出している。

 増えたきっかけは、85年、男性の未婚率の高さに悩んだ朝日町が企画した事業だ。職員が男性2人とフィリピンに渡り、現地の女性との縁組に成功。翌年までに9組の夫婦が誕生した。大蔵村や戸沢村でも仲介が始まった。

 町政策推進課の菅井和広さん(56)は、当時の係長。珍しかった国際結婚を説いて歩いた。「外国人に対する差別意識もあって、理解を得るのが大変だった」と振り返る。

 9組は円満な家庭を築いたが、町の仲介は翌年で終わる。菅井さんは「当初目標としていた10組に近づいたため」と説明する。だが「人身売買」と批判を受けたことも中止の背景にあったとみられる。

 行政が開けた小さな穴は、民間参入で一気に広がった。

 長井市の佐藤雪男さん(72)は、以前に中国残留孤児を引き受けた経験を生かし、年前に国際結婚の仲介会社を立ち上げた。95年、中国・黒竜江省方正県と協議書を締結。中国の女性と県内の男性との仲介を始めた。昨年までに40組が誕生、離婚した夫婦は2組だ。

 ∞ トラブルも発生

 佐藤さんによると、悪徳業者も多く、結婚後、女性が数カ月でいなくなるケースや、仲介者が情報を正確に伝えず、結婚後にトラブルになることもあるという。

 00年の国勢調査によると、海外から県内への転入者は3639人。新潟や秋田から転入する日本人より多い。行政の先駆的な取り組みで始まった交流は今、日本語教室が支える「山形のアジア圏」となって、県民のすぐそばにある。

■県内在住外国人の
 市町村別人数■
1 山形市 1344
2 鶴岡市  880
3 酒田市  694
4 米沢市  583
5 天童市  451
6 寒河江市 431
7 新庄市  418
(05年12月末、県国際室)


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