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人口問題・少子化・家族の経済学

2281OS5:2025/08/25(月) 11:32:32
https://www.minpo.jp/news/detail/20250314123051
少子化を生きる ふくしまの未来 第3部「若者の流出」(7) 都会で働く(下) 私生活の充実優先
2025/03/14 11:08

休日にカフェで読書する柳沼さん。私生活を充実させるため、東京で働く道を選んだ
休日にカフェで読書する柳沼さん。私生活を充実させるため、東京で働く道を選んだ
 不動産会社で営業職として働く柳沼空穏(くおん)さん(23)=福島市出身=にとって、春は年間で一番の繁忙期だ。東京都内の店舗には連日、進学や就職のため、上京を控えた地方の若者が住まい探しにやって来る。慌ただしい日々の中で、休日には美術館や映画館を巡り、心身のバランスを取る。「プライベートを満喫できる場所が多いから、仕事が大変でも頑張れる」と笑顔を浮かべる。

 勤め先の会社は港区の六本木に本社、都内に8店舗を構えている。人とのコミュニケーションが得意なので、成果に応じて報酬が増える給与体系や休暇など待遇面に不満はない。宅地建物取引士の資格を取るため、勉強に励んでいる。



 仕事のスキルを高めることに無関心ではないが、公私のうち、重きを置いているのはどちらかと言えば「私生活」だ。知的好奇心を満たしてくれる展示会や上映会が身近な場所で頻繁に催され、気軽に足を運べる環境が気に入っている。

 小さな頃から読書や芸術が好きだった。文学を学ぼうと、橘高から国学院大栃木短大(栃木県栃木市)に進んだ。短大では教員養成課程を履修し、中学の国語の教員免許を取った。母校の岳陽中で教育実習も経験した。地元に戻って教員を目指す道もあったが、より学びを深めたいと県外に残ることにした。編入試験を経て、都内にキャンパスを構える国学院大文学部に移り、昨年春に卒業した。

 就職活動では、当初から「都内で働ける職場」を条件に志望企業を絞り、不動産業や人材派遣業など20社を受け、複数の会社から内定を得た。古里に戻る気にならなかった理由は、華やかな都会暮らしへの憧れだけではない。



■詮索されぬ環境も魅力

 高校時代、同級生や周囲の大人と話していて「公務員は安定、公務員以外は不安定」といった考え方を時折、耳にした。「『理想の人生は何か』という答えは人それぞれ違うのに」―。言葉の端々に漂う固定観念めいたものに、かすかな違和感を抱いてきた。

 一方、短大や大学で会った友人は幅広い職業観、人生観に基づいて社会に出て人生を歩んでいる。職場の同僚も、他人の暮らしに必要以上には立ち入ってこない。「詮索されない」環境に心地よさを感じている。

 両親や友人のいる地元は好きだ。ただ、家族を築いて子どもを育てる将来を見据えても、多様な生き方がしやすく、教育の選択肢の多い東京のほうが自分には合っていると考えている。


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