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人口問題・少子化・家族の経済学

2206荷主研究者:2021/08/28(土) 22:27:18

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/570694?rct=n_hokkaido
2021年07/25 05:00 北海道新聞
函館旧4町村の人口減深刻 若年層流出、ピーク時の4分の1 世界遺産登録で活性化狙う

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人通りが少ない椴法華市街。人口減少対策が急務となっている

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 【函館】「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録が目前に迫る函館市で、2004年に合併した東部の旧4町村(戸井、恵山、椴法華、南茅部)地域の人口減少が深刻化している。20年の国勢調査速報値による地域の人口は計1万67人で、ピークの3万8523人(1955年)の約4分の1。縄文遺跡群の大船、垣ノ島の両遺跡がある南茅部地区を含め、いずれも漁業の不振などで若年層の流出が続き、市は対策に頭を悩ませている。

 「家でテレビばかり見ていてもつまらないからね。地域のみんなで集まる機会はありがたい」。6月下旬、椴法華地区の新八幡町会館で開かれた警察官の講話会(函館市社協主催)に参加した主婦中田マサエさん(87)はこう話した。

 中田さんは元々、会館がある地区とは別の町内会だったが、椴法華地区は人口減少で14年に5町内会が合併。自宅から離れた会場まで友人の車に乗せてもらい、訪れた。中田さんは「運転免許は持っていないし、歩いては来られない。近くで活動があればいいのだけど、仕方がないね」と嘆く。

 椴法華地区の人口は55年の3799人から、2020年には745人へ約80%減った。残る戸井、恵山、南茅部の減少率もそれぞれ70%を超す=表=。

 要因は若年層を中心とする大都市圏への人口流出だ。南茅部町内会連絡協議会の熊谷儀一会長(73)は「4地域の主要産業は漁業。不漁が続き、先行きが見通せない。子に継がせたくない親も多く、若者が都市部に流れ出ている」と語る。

 工藤寿樹市長は「人口が減っても生活を続けられるようにするため、漁業者一人一人の所得向上を支援していきたい」と強調。市はコンブなど水産資源確保のための人工藻場の整備などに取り組んでいるが、目に見える形での成果は上がっていないのが実情だ。

 札幌市立大の丸山洋平准教授(地域人口学)は、人口減少対策は減り方を抑える「緩和策」と、若者がいなくなる中で残された人が住み続けるための「適応策」の両面から考える必要があると指摘。「過疎が進めば行政の支援が手薄になりやすい。住民間で『適応策』の模索に向けた議論が重要になる」と提言する。

 市全体の人口も1984年の32万2530人がピークで、4町村との合併で一時回復したものの、今年6月末は24万9802人と25万人を割った。ピーク時から約23%減少している。

 こうした中、旧4町村では縄文遺跡群の世界遺産登録を活性化につなげる動きも出始めている。市は共通の課題を話し合う「東部地域まちづくり懇談会」を20年から開催。来訪者の増加を見据え、旧4町村の観光施設や飲食店の紹介を1枚の地図に落とし込んだ「函館イーストエリアガイド」の作成を進めており、縄文遺跡群の正式登録に合わせて配布を始める考えだ。

 市中心部に比べると、著名な観光資源が少なかった旧4町村。椴法華地区町会連合会の川口英孝会長(72)は「人口増に直結するわけではないが、世界遺産登録は地域活性化の絶好の機会。魅力を発信していきたい」と力を込める。(高橋智也)


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