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人口問題・少子化・家族の経済学

2176荷主研究者:2021/04/11(日) 20:52:32

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/521812?rct=n_hokkaido
2021年03/16 05:00 北海道新聞
<釧路・帯広 人口逆転>十勝 道央直結で物流加速 道東道、企業進出後押し 釧路駅は高架化進まず

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高架化によりマチの南北のアクセスが良くなった帯広駅周辺。写真左にJR帯広駅がある

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線路で道路が分断されている釧路駅周辺

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 今年2月末の住民基本台帳で、帯広市の人口が再び釧路市を上回った。帯広が釧路より有利といわれる条件の一つに、高速道路や鉄道高架化など交通環境の違いがある。帯広は北海道横断自動車道(道東道)が道央圏と直結するほか、鉄道も高架化されている。一方、道東道が釧路市街地までつながる時期は未定。JR釧路駅の高架化も長年の課題だ。交通環境が、物流や企業進出、市街地再開発など両市の発展に影響を及ぼしている。

 2011年に未開通だった道東道占冠インターチェンジ(IC)―夕張IC区間が開通。道央圏と直通となった十勝では、ICに近い芽室や音更で工業団地が造成されるなど企業進出が加速。農産物や生菓子を迅速に道央圏に届けることができ、物流面の効果も高まった。

 IC近くに芽室東工業団地を持つ芽室町では開通後、特に物流関連企業の進出が増えたといい「道東と道央を結ぶ中間に位置し、中継地点としての役割を求められるようになった」(町商工観光課)と分析。消費や人が大都市に流出するストロー効果の懸念もあったが、帯広市中心市街地活性化協議会の秋元和夫会長は「雇用を創出し、人口減少の度合いが緩やかになった」と開通を評価する。

 一方、道東道は現在、阿寒ICまで。釧路市郊外に位置する釧路西ICや、その先の根室管内へつながる時期は未定で、釧根では早期開通を望む声は少なくない。開通すれば、国際港でもある釧路港から輸入した飼料や肥料を短時間で酪農家に運べるほか、水産物もより新鮮な状態で札幌など道央圏に届けられる。主力産業の酪農、水産業の活性化にも結びつき、三ツ輪運輸(釧路)の増田憲彦常勤監査役は「釧路港の強みを生かし切るには早期延伸が必要だ」と強調する。

 帯広より道央圏に遠い釧路市が期待するのは、鉄道の高架化を軸にした中心街の再開発だ。跨線橋(こせんきょう)は駅から遠く、南北が分断された状態が続く。高架化は1950年代から議論される長年の懸案になっている。

 市は、高架化を見据え、中心部の北大通の歩道を広げ、カフェの屋外席を設置できる場所や停車スペース、自転車通行帯を整備し、にぎわい創出を図る計画を検討。蝦名大也市長は「高架化は長年の悲願。釧根管内の拠点として都市機能を高めたい」と言う。

■高架で「駅裏」一変

 一方、帯広市は96年に帯広駅を中心に6・2キロが高架化されて以降、倉庫群だった駅南側の風景は一変。多目的施設「とかちプラザ」や市図書館、ホテル、病院などが相次いで新設され、「駅裏」のイメージだった南側にも人の行き来が生まれた。ただ、中心部にあったイトーヨーカドー帯広店の移転など交通アクセスの改善で、逆に郊外に大型店が集中する一因にもなった。中心部のオフィスビルの空室は埋まらなかったとの指摘もある。

 帯広、釧路両市の高架化に関わる法政大デザイン工学部の高見公雄教授は「北海道経済の中心、札幌との距離や移動時間の差は、どうしても覆せない」とした上で「人口減少対策は、高架化だけで解決できる問題ではない。(計画性を持った)区画整理が大切で、民間企業を巻き込んだ議論が必要だ」と提言している。(古谷育世、五十地隆造)

 ◇

 2月末の住民基本台帳人口は、帯広市が16万5459人(前月末比98人減)で、釧路市の16万5287人(同270人減)を172人上回った。1月末は同数の16万5557人だったが、再び帯広市が道内5位、釧路市が6位となった。


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