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人口問題・少子化・家族の経済学

1876とはずがたり:2018/07/18(水) 12:10:13

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 フランスなどの欧州の取り組みからも、物理的に共存する空間をつくっても簡単には交わらないということが経験的にわかってきています。

 異なる集団が同じ空間に住みながら接触しないと、実像が見えないなかで相手への不安と偏見が生まれてきます。ステレオタイプ、偏見が独り歩きすると、「脱個人化」が進み個人を見なくなります。

 同じ場所に住むだけじゃなくて、イベントなど交流の場を人為的につくることが大事です。ただ言うはやすしで、どうやるかが問題です。

 フランスでは、団地内に交流カフェを設置したり、相互扶助を促すための「サービス交換券」を作ったり、地元に住んでいる人たちが自発的に行う試みが、ある程度の成果を上げてきました。何かを共有している感覚が生まれることが大切です。

 個人の力に任せていると燃え尽きてしまいがちなので、財政的な支援も必要です。国が時間とお金をかけ、責任をもって取り組む必要もあります。これまで以上の負担を地域社会に負わせてはなりません。

 多数派の「不安感」の根源は、自分たちの文化や社会が外国人に脅かされるというよりももっと複雑です。グローバル経済の下で社会の流動化が進むなかで、労働環境も厳しさを増し、社会保障制度も削減され、生活への不安が増している。

 これまでと同じような生活が送れなくなるのではないか、という不安がマイノリティーへの不安に置き換えられているのではないかと思います。

日本人は… 壁越えるため 交流必要
●「中国で暮らし、帰国後、岐阜で生活しています。古くから暮らす方々にとっては、同じ日本人であっても、『よそ者』はルールが違うのではという警戒心があったと思います。外国人なら、なおさらのことです。逆に、新しく入ってきた者からしたら、少しの誤解から生じる『戸惑う出来事』に接しただけでも、全体に対して警戒心を持ってしまうこともあるかと思います。お互いに話し合ってみれば、そういう壁は消えると思います」(岐阜県 河原啓明さん 46歳)

●「芝園団地に近い蕨市に住んでいます。子供の幼稚園の同級生は3分の1弱が中国人です。子供を媒介に知り合うと偏見もなくつきあえますが、そういうものがないと、人種の違いによる、危うい雰囲気が醸成されやすいのだと思います。民族や人種の壁を越えるのは政治でもイデオロギーでもなく、生活に根ざした人の交流なのだなと痛感します」(埼玉県・40代男性)

●「かつては芝園団地に、今は隣のマンションに住んでいます。5千人いた日本人住民は半数以下になりました。そこに異国の人たちが、私たちには関係ない形で住み始めたのです。『よそ様の家に住む』くらいの遠慮が必要だと言いたいです。団地に住むルールを教えるのは川口市やURであるべきなのに、積極的に関与しているとは思えません。周辺地域にも多くの外国人が住み始めています。自治体は現状を把握しているか不安です。私もトランプ(米大統領)の言葉を芝園団地の広場で叫びたいぐらいです」(埼玉県 池谷延夫さん 70歳)

●「ごみの分別に関してきちょうめんな外国人もいれば、無頓着な人もいます。日本人でも同じです。『○○人』とくくってしまうと、途端にそうでない人まで含めて簡単にラベルづけしてしまいます。共に生活するのであれば、一つの目的を持って一緒に何かをすることがお互い分かり合える近道ではないかと思います」(熊本県・50代女性)


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