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人口問題・少子化・家族の経済学

1737とはずがたり:2017/09/19(火) 15:53:37
<埼玉県>保育士確保へ自治体争奪戦 バスツアーで魅力PR
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170914k0000e040313000c
09月14日 13:05毎日新聞

 待機児童をなくすために埼玉県南部の都市部を中心に保育所の新設が急ピッチで進む一方、保育士不足が深刻化している。各自治体は給与の上乗せなど多様な支援メニューを用意して「あの手この手」で保育士確保に躍起となっている。自治体間で限られた数の保育士を奪い合う「争奪戦」の様相を呈する中、さいたま市は今夏、市の魅力を知ってもらうことで保育士の卵たちを呼び込もうと、バスツアーを始めた。【山寺香】

 「大宮は交通の便が良く、新幹線も空港バスもすべてここから出ています。東急ハンズ、そごう、マルイ……。人気のお店も充実していますよ!」。9日に開催された、さいたま市主催の「保育体感ツアー」。JR大宮駅西口の歩行者用デッキ上で、保育士を目指す女子学生5人に向かって旅行会社の男性添乗員が声を張り上げた。

 同市は新幹線3線が乗り入れる大宮駅を抱える利点を生かし、沿線各県から保育士を呼び込もうと、昨年度から東北や北信越各県の保育専門学校や短大へのPR活動を強化。今春、これらの地域から12人の保育士を採用した。7月から始めたバスツアーには計2回で15人が参加し、保育施設だけでなく市大宮盆栽美術館や商業施設「コクーンシティ」なども巡って市の魅力をPR。参加費は無料、市が往復の新幹線代を負担するなど「至れり尽くせり」の内容だ。

 9日のツアーでは、市の担当者から、最大8万円の家賃補助(国、市、事業者が負担)など、同市の支援メニューの説明があり、大宮駅近くのビル内にある市立桜木保育園(吉田知江子園長、定員165人)で屋上園庭などの施設を見学した。その後、私立保育園を見学し、コクーンシティで昼食とショッピングを楽しんだ。同市保育課は「街の雰囲気や住みやすさを肌で感じることで、就職先の候補にしてもらえるのではないか」と期待する。

 群馬県の短大2年、大井奈々子さん(19)は「自然もあり適度に都会な埼玉には憧れがある。1人暮らしをしたかったので月8万円の家賃補助はとても魅力的」と話した。新潟市の専門学校3年、小野朱音(あかね)さんは「とても大きくきれいな施設で職員も多く、安心して働けそう。周囲にいろいろなお店もあり、私生活も楽しめそうなイメージがわいた」と笑顔を見せた。

 ◇給与上乗せ、就職準備金も

 さいたま市は来年度、20の認可保育所を新設・増改築予定で、新たに350人前後の保育士が必要となるという。民間保育所に対し、市独自で職員1人当たり給与に月額1万500円上乗せする補助も実施するなど、複数の支援策を用意している。

 マンション建設が相次ぎ若い世代の流入が続く埼玉県南部の自治体は、軒並み保育士不足の悩みを抱える。16年に待機児童緊急対策室を新設した戸田市は、今年4月以降に採用した常勤保育士に対し就職準備金などとして2年間で計30万円を給付する独自の取り組みを始めた。三郷市でも家賃補助に加え、9月からは市のホームページのトップ最上部に「三郷市で保育の仕事を始めませんか」という欄を設け、クリックすると市内12の私立保育所の募集要項がまとめて見られるようにした。

 保育所問題に詳しい「保育園を考える親の会」(東京都)の普光院(ふこういん)亜紀代表は「根本問題は保育士の待遇改善。保育士給与は全産業の平均より10万円以上低く、その是正に手を緩めずに取り組んでほしい」と話す。また、国の保育士の配置基準が低いため保育士が疲弊し、保育事故を起こしかねない恐怖から離職者が後を絶たない現状があると指摘。「現場の負担を軽くする工夫や、将来的には配置基準を上げることが不可欠」と強調した。


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