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人口問題・少子化・家族の経済学
1736
:
とはずがたり
:2017/09/11(月) 11:15:10
>>1735-1736
しかし無理に勉強をさせても、子どもがそれについていけず心が折れてしまうこともある。もっと難しいのは実際にいい成績を残せても、それが子どもの幸せに直結しないということだ。本書ではある医師専門の人材マネジメント業者のコメントとして「医師の多くは、自分の意思で医師になったわけではありません。実は医師の多くは、職業選択の自由が与えられなかった人たちなのです」(『追いつめる親』より)というものを紹介されている。おおた氏は彼らが自分の人生を生きている実感に乏しい可能性があることを指摘している。
ならば子どもには無理をさせずに好きなようにやらせるのが一番かというと、話はそんなに単純じゃない。スポーツ選手が幼い頃から英才教育を受けて超一流になったという成功譚は美談として語られるし、実際に親が名伯楽として子どもの才能を伸ばすこともある。厳しい指導と虐待の境をどう見極めたらいいのだろうか?
「これは本当に難しい問題です。子どもが育つ環境において大人との関わりや大人からの刺激はとても大事ですし、時には負荷やプレッシャーが子どもを育てます。限度を見極めるのには親に観察眼が要求されます。子どもは一人ひとり違いますし、マニュアル的な正解はありません。できるだけ小さい頃から子どもと関わりを持って、さじ加減を覚え親としての目を肥やしていくしかありません」(おおた氏)
やり過ぎているか不安ならどうすればいいか
それでは自分がやり過ぎているかも知れないと不安を感じている人はどうすればいいのだろうか?
「気づくことができただけで、かなりいい兆候です。その場合でも焦らないでください。きちんと子どもに対して目を向けてあげた上で、自分の弱さや未熟さも認めてください」
そう話した上で、おおた氏は続ける。
「親の人間的未成熟さゆえに過度のスパルタに走るケースもあるのですが、自分自身が同じような虐待を受けてきたのが、無意識に子どもに対して同じことをしてしまうという負の連鎖のケースも多いのです」
そうした場合は、自分が親にされたことを繰り返さないように気をつけるべきとしながらも、理想的には経験あるカウンセラーのカウンセリングを受けるべきとしている。
「カウンセリングに対する理解の乏しい日本の社会においては勇気のいることかも知れませんが、本人が自分と向き合うことなくして連鎖を断ち切ることはできません」
くれぐれもすべてを一人ですべてを抱え込まず、積極的に周囲の協力を得るべきだということだ。
「子どもは社会の宝です。この言葉には二つの意味があると思っています。一つは社会全体で子どもを守ろうという意味です。そしてもう一つは子どもは自分の私物ではなく、社会の宝をお預かりしているという意味です。親がそういう意識で子育てをすれば、社会の方も応援してくれるでしょう」(おおた氏)
(鶴賀太郎)
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