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人口問題・少子化・家族の経済学

1681とはずがたり:2017/05/16(火) 12:43:27
>>1680-1681
どろんこ会が2016年4月に開設した「武蔵野どろんこ保育園」では、開園の際に都から設備の不備を指導されており、是正が求められていた。たとえば、事務所に薬品箱が設置されていない、2階の廊下に転落防止のためのさくが取り付けられていない、外階段への侵入防止のためのチェーンがかけられていないなど、指摘は全10項目にも及ぶ。

不備が指摘されても、すみやかに是正すればそれでいい。しかし、本部の対応はその場しのぎに終始している。

「お疲れ様です。武蔵野どろんこの指摘事項対応ですが、清瀬などの周辺保育室から医務室関連物品、及び稼動間仕切り(原文ママ、可動間仕切りの間違いと思われる)を借りて、武蔵野どろんこに運び、写真をとり、(個人名)さんからの是正報告書に追記しておいてください」

これは、筆者が入手した法人幹部から本部職員向けに送られた業務命令メール(2016年2月16日付)の一部である。同日に送られた別の職員からのメールには、「是正を行った修正後の写真は22日(月)が東京都への最終期限となるようです。ここに間に合わなければ認可が受けられないとの事、宜しくお願い致します」ともある。こうした指示を受けた職員が写真を撮り、報告書が作成されたあと、物品類はもともとあった「周辺の保育室」に返却された。

設置工事業者が虚偽報告書を作成

さらに驚かされたのは、実際にこの虚偽報告書を作ったのが、どろんこ会の職員ではなく、保育施設の設置工事を担当した業者であったということだ。複数施設の施工を請け負い、その見返りに虚偽報告書の作成に加担したということのようだ。

どろんこ会本部がつじつま合わせだけの報告書を提出した結果、この保育施設は認可を受けた。2016年4月には開園し、すでに園児も通っている。しかし、翌2017年1月に消防庁が抜き打ちで監査を行った際に、現場の備品不備の状況が確認されている。

同園に通うのはゼロ歳?就学前の園児たち。保育士が少し目を離したすきに、2階から落下してしまうことも十分ありうる。現実に大きな事故が起きたとき、どのように責任を取るつもりなのだろうか。

一部の現場職員は法人幹部らに「ウソをつけと命令するのか」と問いただしたというが、法人側からの明確な説明はなかったという。

実際に事故が起きたときの対応も不誠実だった。ある認可園では、ここ1年以内に園児の見失い2件、園児の体にあざが確認された。職員による虐待が疑われる案件であり慎重な対応が必要だが、本部はこの問題を握り潰そうとした。

本部の対応に不信感を覚えた保護者が、理事長に直接説明を要求。一部には署名運動を行った保護者もいた。これを受けて法人側は2017年2月、3月に事件のあった園で保護者会を実施し、掲示板でのお知らせを行った。しかし、法人内の園でこの情報が共有されることはなかった。

さらに、社会福祉法人である以上、自治体への報告義務があるが、虐待疑惑に関して園からの報告はなされていない。

誠実な説明と迅速な問題改善に期待

保育の人材はどの法人でも不足している。保育士は「売り手市場」なのだ。そのため、以上のような保育の現状に疑問を抱いた保育士たちがどろんこ会を退職しても、受け皿は無数にある。こうして、どろんこ会の数々の問題は、これまで表ざたにならずに来た。

法人側は、こうした問題をどう認識し、改善していこうと考えているのだろうか。筆者は、2日にわたって計4回電話で問い合わせたが、いずれも「広報担当者は席を外している」と取材には応じてもらえなかった。法人幹部からは、職員への一斉メールで、外部や保護者からの問い合わせに原則対応しないよう、指示が出ている。万全の体制で「取材拒否」を貫こうとしているようだ。

どろんこ会が掲げている理念に魅力を感じている保護者、そして日々を楽しく過ごしている園児たちが数多くいることも間違いない事実だ。その期待を裏切ることがないよう、誠実な説明と迅速な問題改善を期待したい。


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