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人口問題・少子化・家族の経済学

1672とはずがたり:2017/05/11(木) 20:26:33
なぜ、頭のいい子に限って、家ではダラダラ・ユルユルか?
http://president.jp/articles/-/16508
政治・社会 2015.11.2
松尾 英明
国立大学教育学部付属小学校教諭 松尾 英明
PRESIDENT Online

なぜ、家でダラダラする子は優秀なのか?
「子どもが自分の願う方向に育たない」

教育熱心な親ほど悩むことが多い。「何度も何度も言ってきかせてるのに……」と。しかし、現役小学校教師の筆者はこうした親の考え方の前提である、「ウチの子は、言えば分かる・変われる」に実は根本的な間違いがあると語る。

「何度言っても、(自ら)変わらないものは変わらない」

子どもであっても、自分とは異なる存在。「他人と過去」を変えることはできない。といっても、親としての責任を放棄するわけではない。「力ずく」を脱することが子育ての原点だというのだ。

では、具体的にはどう子どもと接すればいいのか。キーポイントは子どもは「思い通りにならなくて当たり前」という気持ちで接することだ。前回に引き続き、筆者が提案する3つのアイデアとは。

(1)家で「ガス抜き」させ、心身を回復させる
親の言うことをよく聞き、素直に「はい」と答え、何でも真面目にやり、親の望むように育った子どもが実在します。当然、社会に出てもうまくやっていくはず。

と、考えたくなりますが、そううまくはいかないものです。相手は子どもである以前に、人間です。バランスというものがあります。

私の経験上言えるのは、学校で、成績だけでなく人格的な面も含めて「本当に素晴らしい」と賞されるような子どもは、実は家庭でダラダラしていることが多いということです。

家庭訪問や面談で担任がその子どもを褒めると「信じられない。家ではひどいんですよ!?」と愚痴を聞かされることもしばしばあります。

健全な子どもほど、実は家で「ガス抜き」をしているのです。子どもは本来自由で制約のない存在なのだから、ルールの多い社会では「不自然」の状態を求められることになります。誤解を怖れないで言えば、教育とは「自然のままにしておかない」ことです。教育の効果がよく現れる子どもほど矯正されるわけですから、より多くの負荷がかかります。その分、回復が絶対に必要です。

その回復の場が、家庭です。親には回復させる重要な役割があるのです。だから、当然(と言っては申し訳ないが)子どもが親の言うことを聞かない事態も起きます。これも、文字通り「家庭」が「安心のホームベース」という証拠です。

なぜ、抱っこされる小学生は自立するか?
一方、家庭内で親の思う通りの従順な子どもはどうでしょう。

一概には言えないかもしれませんが、これは危険な兆候といえるかもしれません。家の中でダラダラできない。そんな子は「お前は言うことを聞かないダメな子ども」という烙印を押されるのが怖いのです。だから「あなたに期待しているのよ」というプレッシャーに対し、ぴしっとします(もしくは、その振りをします)。実は彼らは、親が自分の思い通りになることを期待しているのを見抜いているのです。

そこで、ガス抜きをどこでしているかというと、外の社会です。家庭では真面目な子どもが「なぜ!?」と思うような危ないところに出入りするのも、ここに当てはまります。

ガス抜きが、学校でのいじめという行為で表出することもしばしばあります。

「厳しすぎる家庭」や「過度の競争社会」の生む「一見言うことをよく聞く子ども」「一生懸命やる子ども」の起こす弊害です。そう考えると、必ずしも親の言うことを聞かない、少しダラダラしているというのも、成長の過程において意味があるといえます。

「そんなものだ」と思って、ゆったりと構えたいところです。

(2)「抱っこ」で愛情チャージ。それが子の自立につながる
子ども自身にも、Iメッセージ(僕・私は〜〜だ、という発信)があります。読者のご家庭のお子さんは「こうしたい」という思いを表現できているでしょうか。自分を抑圧して思いを伝えられない子どもは苦しんでいます。


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