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人口問題・少子化・家族の経済学

1388とはずがたり:2016/06/21(火) 08:18:17
>>1387-1388
●パタハラ降格23%

 改めて現職場での時短勤務を希望したが「周りに示しがつかない」と却下された。会社に見切りをつけ、専業主夫になることにした。

 男性が育児をする権利や機会を職場の上司や同僚などが侵害する言動は「パタハラ(パタニティー・ハラスメント)」と呼ばれる。昨年発足したパタハラ対策プロジェクトの調査によると、育休や時短・フレックスを申請した男性のうち、降格や左遷などの不利益な待遇をされたことがある人は23%、同僚や上司から否定的な発言をされたことのある人が45%に上った。

「奥さん働かせて自分が休むの?」

「君だけが毎日早く帰って、チームの和を乱している」

 といった言葉が夫たちにぶつけられていたと、共同代表の佐藤士文さんは説明する。仕事にフルコミットする価値観から抜け出せず、弱音を吐けない上司たちの苦しみが、パタハラという形で下の世代に連鎖しているようだ。

「男は仕事、女は家庭」の性別役割分業は高度経済成長期に確立し、機能してきたものだ。しかし、片方が仕事でめいっぱい疲弊し、片方は家事や育児を一手に引き受けて追いつめられるような「分業」は、これからの時代にはリスクが高い。

●生活体験を「武器」に

 前出の専業主夫になった男性には、夫婦共通の考えがある。会社員であることにこだわらず、片方がキャリアを降りるときはもう片方が支え、逆もある。長く働き続けるために、夫婦で支え合っていくということだ。

 男性は専業主夫になってから、毎日晩酌しながら子どもと晩ご飯を食べる時間が至福のひとときになった。保育園のママ友たちとお茶を飲み、スーパーで財布のひもが緩む瞬間も実体験した。食品のマーケティング関連の仕事をしていたことから、この生活体験がキャリアの「武器」になると考えた。

 退職から1年後、フリーのプランナーとして独立を宣言すると、さっそく古巣から仕事が入った。

「転職市場に『育休経験者、主夫経験者求む』といった求人が出るようになれば、男性もキャリアを柔軟に考えられるようになるはずです」

 結婚、出産、育児、介護など人生のステージごとに、男女ともに仕事の質・量を柔軟に変えることができたら、もっと人生は豊かになる。共働きという後ろ盾が、その「挑戦」を可能にするのだ。(AERA編集部・小林明子、石田かおる)

※AERA  2016年5月30日号


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