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人口問題・少子化・家族の経済学

10とはずがたり:2006/06/29(木) 22:21:43

わが子いかが 代理お見合い 九州でブーム 業者参入も相次ぐ
2006年 6月28日 (水) 17:10
http://news.goo.ne.jp/news/nishinippon/shakai/20060628/20060628_evn_001-nnp.html?fr=rk

 晩婚や結婚しない男女が増える中、子どもに代わって親が相手を探す「代理見合い」が、九州で静かなブームとなっている。「結婚で自由が制限される」と考えたり、家事を親に依存して同居するパラサイト・シングルが増えたりして結婚を遅らせる若者が多くなっている中での珍現象。「結婚は本人の問題では」という声の一方で、「当然の親心」という評価もあるようだ。 (編集委員・田中良治)

 「私はおしゃべりですが娘は穏やかです」「趣味は読書? 息子と同じですね」―。6月下旬、福岡県久留米市内のホテルに設けられた見合い会場。写真を見せ合い、趣味や仕事について熱く語り合ったのは、独身男女ではなく、50―60代の親たちだった。

 福岡や佐賀の結婚相談業者や市民らがつくる「宇伎由比倶楽部(うきゆいくらぶ)」が主催した「親の目交流会」。同倶楽部メンバーは2年前から交流会を開いており、この日は、県内から38人が参加した。

 交流会では「息子の代理」と「娘の代理」に分かれて子どもを紹介。互いの希望が合えば子どもに見合いを勧める。これまで延べ300人が参加し、25組がゴールインした。教師の娘(39)を持つ同市の主婦(64)は、「何度もお見合いしたけどうまくいかなくて…。でも、どこにご縁があるか分からないから」と、熱心に娘をPRしていた。

    ◇    ◇

 九州では、宇伎由比倶楽部の活動が目立っていたが、今年になって動きが活発化している。6年前、業界で初めて代理見合いを始め、東京、京都などで28回を開き通算4000人を集めた実力派のオフィス・アン(札幌市)や、昨年設立された「九電工ネットプロデュース」(福岡市)が7月に相次いで参入を予定。対抗力をつけようと宇伎由比倶楽部も既に、特定非営利活動法人(NPO法人)化している。

 内閣府の国民生活白書(2005年版)によると、初婚の平均年齢は男性が1980年の27.8歳から04年の29.6歳に、同じく女性は25.2歳から27.8歳に上がった。また、2000年の生涯未婚率は男性12.3%、女性5.8%。男性は20年前の約5倍。競争にさらされている結婚相談業者が親の関心に着目して、新サービスでの差異化を目指しているのだ。

    ◇    ◇

 「当事者には『親が気に入った人なので安心』という意見もある」(同倶楽部)という代理見合い。しかし、否定的な意見も皆無ではない。「パラサイト・シングルの時代」(筑摩書房)などの著書がある東京学芸大の山田昌弘教授は、「1人暮らしをさせれば子どもは誰かと一緒になろうと頑張るだろうに、親は突き放せない。親離れ、子離れできず、自立できない」と指摘する。

 一方、「なぜ結婚できないのか」(すばる舎)を著した菊地正憲さんは、「地域や職場で相手を紹介する世話好きが減るなど人間関係が希薄化。社会のサポートシステムがなくなっている」と若者を取り巻く環境を分析。「老後を考えれば、時代の変化を反映した取り組みだ」と評価する。

 日本青年館結婚相談所(東京)の板本洋子所長は、「まずは親子で『結婚とは何か』について話し合ってみれば」とアドバイスしている。

=2006/06/28付 西日本新聞夕刊=


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