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芸能裏ねたジャーナル

953神奈川一区民:2010/08/15(日) 11:42:01
【音楽】元レベッカのドラマー・小田原豊氏が祖父の実家から空母「赤城」の艦内新聞を発見

太平洋戦争で旧海軍機動部隊の旗艦を務めた航空母艦「赤城」。その艦内で昭和初期に印刷され、乗員向けに発行された新聞が見つかった。
満州事変をきっかけに日中が戦火を交え始めた時期にあたり、厳しい訓練の合間に、乗員たちが紙面にささやかな娯楽を求めた様子が伝わってくる。

見つかったのは、1931(昭和6)年5月から10月までの日刊紙「赤城新聞」。B4判大のガリ版刷りで、
日々のニュースや訓練報告のほか、国防意識を高めるための訓示、川柳や詩などの投稿を掲載している。

埼玉県在住の小田原豊さん(47)が今年5月、茨城県内にあった祖父長造さん(故人)の実家を取り壊した際、押し入れから見つけた。
小田原さんは人気ロックバンド「レベッカ」で活躍したドラマー。
 
長造さんは航空整備兵として、赤城のほか空母「加賀」などに乗艦。
44年にマーシャル諸島のクエゼリン島で玉砕し34歳で亡くなった。赤城の乗員時代に購読していたものを残していたとみられる。

軍務に関する記事では、「近代海戦に於(お)ける航空機の価値の大なることは今更茲(ここ)に喋説(ちょうせつ)を要せざる所。
航空の劣弱なる海軍はもはや真の海軍と謂(い)ふべきでない」など当時注目されだした航空母艦の役割を解説したり、
艦載機による射爆撃など戦技訓練の重要性を説いたりしている。

その一方で、紙面に着飾った若い女性の挿絵やひょうきんな漫画も目立つ。
乗員が投稿した詩歌や短文、訓練の合間に立ち寄った各地の見物の報告などもあり、娯楽の目的もあったことがわかる。
鑑定した広島県の呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)の戸高一成館長は
「海軍にまだ余裕のあった時代。美人が目の前を通ると一斉に目を向ける話だとか、普通の水兵さんの生活感がわかっておもしろい」と話す。

発行時期は日中関係が緊迫化しだす時期と重なる。
ニュース欄では、関東軍が南満州鉄道線を爆破した柳条湖事件の発生を「支那(しな)兵ガ満鉄線ヲ爆破シ我ガ鉄道守備隊ヲ襲撃シタノデ遂ニ応戦」
(9月19日号)などと報じ、その後の事態の推移も詳しく掲載している。

しかし踏み込んだ分析やコメントはなく「海軍の受けとめ方はまだ局地紛争くらいのひとごとの感覚で、
当時の陸海軍の温度差がよく表れている」と戸高氏はいう。

艦内新聞は、社会と途絶した艦内に社会の動きを伝える目的で、太平洋戦争が始まるまでは主だった軍艦で発行されていたという
。同館は6種類を所蔵している。

劣化が激しいため赤城新聞を近く同館で保存してもらうことにしている

〈空母「赤城」〉 大正時代に巡洋戦艦として建造されたが、1922年のワシントン海軍軍縮条約の締結で廃艦となるのを避けるため、
完成前に航空母艦に改造された。太平洋戦争の真珠湾攻撃に第1航空艦隊の旗艦として参加。42年のミッドウェー海戦で米軍機に撃破された。


■ソース
http://www.asahi.com/national/update/0813/TKY201008130376_01.html


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