一方、柳楽は、2004年カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された映画『誰も知らない』で、当時14歳で史上最年少で最優秀主演男優賞を受賞して以降、『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』『シュガー&スパイス 風味絶佳』『包帯クラブ』などの映画で主役を務め順調にキャリアを伸ばしてきたが、2007年の『包帯クラブ』以降体調を崩し、一時活動を控えめにしていたが、その間も柳楽の原案で小説「止まない雨」を発表するなど活動の幅を広げていた。特にこの「止まない雨」はフィクションだが、自身の恋愛体験も投影したと語っており、恋人に対する情熱的な感情や相手に対する思いやりが表現されており、柳楽の恋愛観がわかる。
今年に入ってからは、『戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH』で久しぶりにスクリーンに復帰し、一皮むけた姿を披露。来年は、1月23日に佐藤江梨子と共演する『すべては海になる』の公開が控えるなど、仕事もますます順調。海外作品への参加も予定されている。私生活で基盤を固めた柳楽が今後どのような演技を見せてくれるか楽しみだ。