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芸能裏ねたジャーナル
498
:
小説吉田学校読者
:2007/10/21(日) 12:18:40
続いて日比谷。
神様と呼ばれるのに疲れた男は、生まれ変わって、エンヤトットを奏でる。岡林流「和洋折衷」には不肖、吉田学校読者も興味津々、伸身の新月面が描く放物線であります。
フォークの神様 野音で36年ぶり復活
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071021-00000049-spn-ent
デビュー40周年を迎える「フォークの神様」岡林信康(61)が20日夜、東京・日比谷野外音楽堂で「御歌囃子(おかばやし)信康 狂い咲き2007」と題したライブを開催した。1971年7月28日に同所で行われた伝説のライブ「自作自演狂い咲き」から36年。「神様」の座から逃げ、わが道を生きてきた岡林と、客席を埋めた約3000人の団塊の世代たち。「熱い季節」は過ぎ、涼しくなった野音で岡林の歌声に身をゆだねた。
長髪は白髪交じりになっていた。2万7000円の革ジャンパー姿で自然に登場した岡林。平均年齢50代後半の客席から「オカバヤシ!」の野太い声援が飛んだが「岡林は死ななかったし、みなさんも生き延びてきた。お互いに褒め称え合いましょう」と独特の辛口のあいさつに爆笑がわき起こった。
「36年前の野音の後に田舎に引っ込みました。人と自然の共生のため自分をモルモットにして試そうと決めてステージに臨みました。右だ左だ体制だとかが嫌になったという大義名分を立てましたが、今思うとただの引きこもり(笑い)。20歳過ぎで神様になってしまうと、引きこもらざるを得なかった」と笑い話にできるようになった。一昨年に孫が産まれ、昨年は還暦。今年はデビュー40周年の記念イヤーに入り、前向きに生きるようになったという。
この間、音楽遍歴も重ねた。フォークソングの次はロック、演歌、そして日本やアジアに固有のリズムの「エンヤトット」。この日もギター、和太鼓、津軽三味線、尺八のバンドを従え「エンヤトットで行きまSHOW」など、この20年間取り組んできたオリジナルの作品で観客を乗せた。
「神様」時代を思い出すのが嫌で封印状態だった「山谷ブルース」「チューリップのアップリケ」など、ヒット曲も弾き語りで披露した。「唯一のヒット曲なのに(拍手が)足りない」と「山谷…」の歌い出しで歌を止めるパフォーマンスの一方、必死の演奏に「神様は指がつりました」
葛飾北斎が90歳まで創作を続けた例を挙げ「まだこのライブは出発点。来年は武道館。そしてニューヨークもやるぞ」と気勢を上げて団塊世代を勇気付けたが、21曲目のラスト曲「らっせーら!」を歌い終えると「36年後はあの世で会いましょう」とブラックなジョークを残してステージを降りた。
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