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芸能裏ねたジャーナル

396小説吉田学校読者:2007/04/19(木) 07:15:43
地獄八景、いいですね。部屋真っ暗にしてDVDで一回見たいんだが、DVDで出てるかしら?米朝はもちろん、枝雀の「緊張と緩和」の地獄八景もいいらしい。見たいなあ。

「地獄」は常に新鮮な落語やな
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/beichou/OSK200704170006.html

 孫弟子の吉弥は師匠の吉朝のように、芝居にもよう出てるんです。今年は「地獄八景(じごくばっけい) 浮世百景」という芝居に出ました。地獄旅行をテーマにした「地獄八景亡者戯(もうじゃのたわむれ)」という大ネタを下敷きにした作品です。私の口演の台詞(せりふ)を引用しているので、一応私が監修ということになってた。こういう芝居で、若い人が落語に触れてくれたらありがたいですな。
 その吉弥が去年12月、天満天神繁昌亭で「地獄」を初演したそうな。もう私も稽古(けいこ)をつける気力がないのでね、私や吉朝の口演を参考にしたそうや。中で、亡者が隠し芸を披露する場面があるんやが、吉朝はそこで噺家(はなしか)が高座に出る時の物真似(まね)をしとった。三代目(桂春団治)なら「野崎」、枝雀なら「昼飯(ひるまま)」と出囃子(ばやし)も鳴らして、彼らの特徴を強調して出てくるんや。よう似てましたで。お客は手を叩(たた)いて喜んでたな。
 「地獄」は1時間を超える大作でいろんな噺家がやってます。噺の幹を一番通してるのは吉朝やった。吉弥もそれを参考にやればええ。聞くところによると、隠し芸の件(くだり)では物真似の代わりに、マイクを持って歌うたそうな。
 それにしても、こんな噺を先輩たちがよう残してくれたもんや。私は五代目(笑福亭松鶴)の高座で2回聴きました。入門前に姫路で開いた落語会でした。長い噺やさかいね、今日はここ、次はここと、端折ってやってた。「弥次喜多地獄旅行」の題名で録音が残っています。SP2枚分の十数分という短い時間にようまとめてます。五代目が作ったくすぐりも多いんです。地獄の火の車をガス会社に貸してるとかね。
 もう50年くらい前になるけど、京都の落語会で文の家かしくさんがざっと通しで喋(しゃべ)ったんです。かしくさん自身も意味が分からんと喋っているところが仰山(ぎょうさん)あった。それで私が大幅に作り直したんです。
 地獄の寄席に「桂米朝」と名前が出てる。よう見たら「近日来演」。私自身が「あいつ何も知らんと」と言うくすぐりはよう受けました。吉弥は今回「大型新人桂吉朝独演会。ゲストに枝雀、歌之助、中島らも」とやって受けたそうです。
 「地獄」は常に新鮮な古典やな。


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