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【捲土重来選挙】200X次期衆院選スレ

2745杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2008/03/03(月) 02:02:17
 ■自民党本部幹事長室を訪ねた鈴木は、懇意にしていた田中の秘書、榎本敏夫から「オヤジ(田中角栄)の頭には別の候補があるよ」という言葉を聞く。旧岩手2区から別の候補。
   「おれは聞いたこともねえ。どうしてそういうことになったんだ」と言ったら、その候補の後援会名簿というのを持ってきた。しばらく見てから「榎さん、何だよこれは?」と言ったんだ。「これは有権者名簿を写してきたばっかしじゃねえか」ってね。「何で分かるんだ?」。見なさい、筆跡がみな同じじゃないか。ハンコは違うけど朱肉は皆同じじゃないか。おれは選挙の実務をやってるから、底辺のことをみなやってるんだから。
   そしたら、「分かった、じゃあオヤジに話してくる。その代わり条件がある」。条件て何だいと聞くと、「おれは掛け合うけれども、鈴木さんあんた小沢のために参謀をやってくれるか。やってくれるなら、だ」と言うから、「言い出しっぺだから仕方ねえな。やるよ」となった。しばらくしたら榎さんから電話が来て「オヤジOKだよ」と言う。それから角さんとも話をしました。
   おれがまた先生さまだ。表には出ないけどね。一郎くんとは毎晩会って飲む。あれは強いですよ。相当飲む。酒は何だって飲む。自分から飲むんじゃなし、飲ませられれば飲む。後援会に行っても、杯みんな空けてしまう。若いのによくやるんですよ、素質がある。乱れたりするのは今まで見たことがない。

 ■学生の小沢が相手にしなくてはならないのは大物現職だった。特に佐藤政権で外務大臣を務め、「外交の椎名」と呼ばれた椎名悦三郎は父親時代からのライバルだ。
   「外国行ったことがあるか」と小沢に聞くと「ない」という。「じゃあまだ選挙まで間があるから行ってきたほうがいい。どこでもいいから好きなところに行って、写真だけ撮って帰ってきなさい」と。そしたらイスラエルとどこ行ったっけな、香港にも寄ったな、それで帰ってきた。
   写真は重要なんです。外務省というのは地方に関係ないんだ。予算はないし、外国の総理がどうだの、それがどうした。小沢も写真だけ(パンフレットなどに)載せればね、対抗できるんだから。椎名悦三郎の1枚看板のツヤは消えていきましたよ。椎名1人だけが外務大臣じゃないぞと、こっちもあるぞとそれを写真だけでやろうってわけでね。

 ■有権者の心をつかむためには特にハンサムでなくてもいい。だが魅力的でなければいけないと鈴木は言う。当時、大学院生だった小沢の服装にも注文をつけた。
   仕立てはどうあろうと生地の良いのはやっぱり全然違いますよ、座った時にね。タレント性がないと。おやじの佐重喜さんのほうは進駐軍の払い下げ着て喜んでるような人で、そういう家風でしたけどね。
   僕は靴はワシントン、ネクタイは田屋にしなさいと言った。洋服は舶来の生地を使って、カラーはオーソドックスにと。それを小沢一郎は実行した。料理屋に行くと帰り際に、靴の良いのは真ん中に並べるんですよ。暑い時は座敷で上着を脱ぐでしょ。女の人はね、田屋のネクタイだと尊敬しちゃうの。票にまでならないけど、イメージは良くなるんだ。【念佛明奈】(敬称略)=つづく


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